横浜―広島11回戦(横浜6勝5敗、6時、富山市民、二万四千)
カープ000010030―4 横 浜030012410×―20
●…広島は大敗を喫した。誤算の第一は先発の佐々岡だった。緩 急に切れ味がなく、五回途中の降板で16長短打を浴びた。二回の無 死からローズ以下の連続5長短打などで3点を先行され、五回には ポゾの3ランを含む9安打を浴びてKO。救援の吉年も打たれて一 挙に12点を失った。
打線は川村から、五回に西山が左へ一発。八回には金 本が救援直後の五十嵐から右へ3ランを奪ったが、抵抗もそこま で。二、四回の無死一、二塁をともに併殺で落としたのが惜しまれ た。
横浜の25安打は今季両リーグ最高で、20得点は今季のリーグ最 高。ローズは六回に小林幹からの一発で、球界史上初となる三度目 のサイクル安打を記録した。
(中村忠)
【写真説明】四回途中までに横浜打線に本塁打1本を含む16安打を浴びて降板する佐々岡。右は大野コーチ
下=横浜に25安打で20点を奪われた広島。五回には球団ワーストの1イニング11安打12失点を許す
手元にタオルがあれば、グラウンドに投げ込みたいところだっ た。ボクシングでいうTKO負け。五回裏の守りで、広島はサンド バッグのようにぼこぼこにやられた。
横浜のマシンガン打線がものすごいといっても、マウンドは七年 ぶり二けた勝利を狙う佐々岡。そのエースが6連打を含め9安打を 浴びて降板。救援の吉年も打たれ、この1回で12点を失った。佐々 岡は二回の3失点を加え、実に12失点。火だるま状態でのKO劇は 目を覆いたくなった。
伏線は五回表の攻撃。西山のソロの後、町田が左翼ポール際に放 った大飛球。町田は入ったと確信してダイヤモンドを一周したが、 三塁審判の判定はファウル。本塁打だったら点差は1点。展開は大 きく変わっていたかもしれない。
佐々岡には悪いなりにもっと踏ん張ってほしかった。しかし、そ のエースをもり立てないといけない守りがいけなかった。特に二回 裏のディアス。先頭ローズが左中間を破った打球(二塁打)で、カ ットに入らなかった。きちんとプレーしていれば際どいタイミング だった。表の打席で併殺打を打った直後。集中力を欠いたプレー に、佐々岡の気持ちが大きく揺れ動いたことは間違いないだろう。記録に表れない守りのミスも目立ったワーストゲーム。屈辱は今 後の戦いで晴らしてもらわないと困る。 (時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第14節・30日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 @中 日 66 37 29 0 .561 − A巨 人 64 34 30 0 .531 2.0 B阪 神 65 32 33 0 .4923 2.5 C広 島 63 31 32 0 .4920 0.0 D横 浜 66 32 34 0 .485 0.5 Eヤクル 66 29 37 0 .439 3.0



