阪神―広島15回戦(阪神10勝5敗、6時、甲子園、四万八千)
カープ000000000―0 阪 神01003020×―6
●…広島は投打がかみ合わず、今季初の5連敗。
先発ミンチーは粘りの投球で、四回までブロワーズの先制ソロの 1点にしのいだ。しかし、五回にブロワーズの左前適時打で2点目 を奪われると踏ん張り切れなかった。内外野の守りのミスもあった が、桧山にも適時打を喫して計3点を失った。七回にも小林幹が捕 まってダメを押された。
打線も今季初先発の舩木を攻略できなかった。五回二死一、二塁 も、前田が左足を痛めて退場。代わった新井は救援の遠山に空振り 三振。結局、三塁さえ踏めなかった。
阪神は4安打3打点の四番ブロワーズの活躍で打線が弾み、投手 リレーも決まって3連勝。 (時永)
【写真説明】五回裏、阪神二死一、三塁新庄(右)の二ゴロを町田がはじき、一塁はセーフ。この間に三塁走者が生還し、広島は0−3とリードを広げられる。一塁手新井
五回の攻防が勝負の先を色濃く染め分けた試合だった。起点は一 見、非情と思われた野村監督のさい配。ここから広島側は不運につ きまとわれる羽目になった。
1点を追う広島は二死一、二塁で打席に前田と願ってもない好機 を得た。初球を積極的に打って出た前田の一打が右へ大きなファウ ルになった。その直後である。野村監督はここまで散発3安打の先 発舩木から遠山にあっさり代えた。舩木は後一人を打ち取れば白星 が懐に入る瀬戸際であった。非情なさい配。大方の人がそう思った ろうが、野村監督は抜け目がなかった。二年ぶりの勝利を目前にし た舩木の精神状態と併せての前田のひと振り。このあたりをしっか り見据えての決断であったと思う。
ここから広島は不運に見舞われることになる。ファウルの際に左 太ももを痛めた前田が打席に立てない事態になった。頼りの打者が ベンチに下がったことで好機を逸したばかりではない。直後の守り にも影響した。余儀なくされた選手の大幅な配置転換。代わった選 手のところに打球が飛ぶと言うジンクスめいたものがある。まさに その通りだったが、ことは悪い方に回って平凡な打球が安打にすり 変わったり、失策したりと散々だった。野村さい配と前田の負傷退 場。これが勝敗への分岐点になったことは紛れもない。(中村忠雄)
◎セ・リーグ勝敗表(第14節・3日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 1 中 日 68 38 30 0 .559 − 2 巨 人 67 35 32 0 .522 2.5 3 阪 神 68 35 33 0 .515 0.5 4 横 浜 68 33 35 0 .485 2.0 5 広 島 65 31 34 0 .477 0.5 6 ヤクル 68 30 38 0 .441 2.5



