トラのカモかも カープ6連敗

'99/7/4

阪神―広島16回戦(阪神11勝5敗、6時、甲子園、四万五千)


カープ001030000―4
阪 神32100011×―8
▽勝 杉山6試合2勝1敗  
▽敗 長谷川8試合1勝2敗 
▽本塁打 新井3号A(杉山)緒方19号@(杉山)ジョンソン16号 @(玉木重)         

●…広島は先発長谷川が序盤に捕まり、今季最多の6連敗に沈ん だ。

長谷川は制球がままならず、一回に3四死球と3安打を集められ て3失点。二回も先頭の投手・杉山に四球を与え、2安打と二つの 暴投で2点を失った。一、二回とも二死までこぎつけながら、勝負 どころで踏ん張り切れず自滅した。

野村、前田の主軸を欠く打線は、三回に木村の中前適時打で反 撃。五回は代打新井の2ラン、続く緒方のソロで計3点。先発杉山 を攻めて2点差まで追い上げたが山崎、福原、リベラとつながれて かわされ、終盤には玉木重、小林幹が失点して万事休した。

阪神は今季二度目の4連勝で六月十六日以来の貯金3。杉山は2 勝目。(時永)

【写真説明】一回裏、阪神二死二、三塁、ジョンソンの先制の2点適時打を浴び、打球の行方を追う先発の長谷川

▽球炎 長谷川 もっと無心に

広島の打線は、球威はともかく、直球とシュートはいつの場合に も低めの際どいコースをついてくる杉山から、5回で4点を奪って いる。後半は相手側のきめ細かい投手リレーにやられはしたが、前 田、野村を欠いてのことである。これが精いっぱいの反攻だったろ うが、仮に味方の投手陣が序盤を無難に通過していたら、勢いは違 ったものになっていたと判断する。

投手陣は序盤で6失点である。うち5失点が先発の長谷川で、失 点は無論だが内容もひどかった。2回で5安打の4四死球である。 数字だけでどれほどの中身であったかは、だれにもわかると思う。

最高球速145キロと球の力に不足はなかったが、球道が荒れて ショートバントの球が目立った。制球のなさは力みが一番の理由だ が、ここは恐らく自分の気持ちだけで野球をやってしまったことの 失敗だろう。久しぶりの先発で、しかもチームは目下、5連敗と沈 みの底にある。「勝ちたい」との意識は当然にしても、それにのめ り込んでは、いい結果は求めにくい。

経験、実績ともにまだ浅い若者である。以前にも書いたことがあ るけれど、若い投手は無心で力いっぱい投げることが肝心だろう。 それこそが持ち味発揮の近道と言える。球威が十分で闘争心にあふ れる若者だけに惜しくてならない。(中村忠雄)

◎セ・リーグ勝敗表(第14節終了・4日現在)

試 勝 敗 引  勝   
合 数 数 分  率  差
1 中 日 69 39 30  0 .565  −
2 巨 人 68 36 32  0 .529  2.5
3 阪 神 69 36 33  0 .522  0.5
4 横 浜 69 33 36  0 .478  3.0
5 広 島 66 31 35  0 .470  0.5
6 ヤクル 69 30 39  0 .435  2.5


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