カープ追撃あと一歩 8連敗

'99/7/7

広島―横浜13回戦(横浜8勝5敗、6時20分、広島、一万二千)


横 浜113000000―5
カープ000211000―4
▽勝 川村14試合9勝3敗
▽S 佐々木21試合1勝1敗18S
▽敗 黒田9試合1勝3敗
▽本塁打 波留7号@(黒田)佐伯5号@(黒田)ローズ22号B (黒田)

●…広島は打線の追撃も及ばず、今季リーグワーストの8連敗を 喫した。

先発の黒田は勝負球が甘く、一、二回に波留、佐伯の一発で2点 を先行された。三回にも二死から2安打の後、ローズに右へ3ラン を浴びた。四回以後は救援陣が踏ん張ったが、打線の援護が届かな かった。

打線は序盤、川村の緩急に苦しんだ。四回に2安打と敵失の二死 満塁から金本の二塁打で2点。五回に前田の適時打で加点すると、 六回には無死一、三塁の好機に瀬戸の犠飛で1点差とした。しか し、終盤は森中らのリレーにつけ込めなかった。

五回の二死二、三塁で野村のスタンド入りを思わせた一打が、横 浜・佐伯の美技に阻まれたのが惜しまれた。横浜の川村は6連勝。 (中村忠)

【写真説明】三回表、横浜二死一、三塁、ローズ(右)に3ランを浴び、ぼう然と打球の行方を見る黒田。3回で3本塁打され、5失点KO

▽球炎 打開の糸口つかんだ

ソロ、ソロ、3ラン。横浜の花火が三発も上がり、三回を終わっ て0―5。広島打線は川村に1安打。黒田で勝てなかったら、どこ まで連敗が続くのか、と悲観的になったほどだ。

何しろ、黒田の投球には躍動感があった。最高球速150キロ。球 の走りといい、気迫といい、最高の出来に見えた。それでも打たれ た。三回、ローズの3ランで正直、勝負あったと 思った。

バッテリーも悔いが残ったはずだ。カウント2―1から胸元へボ ール球を投じた後、外角の直球を狙い打たれた。打者の体を起こし て外へ。あまりにも正直な配球だったから。

だが、ここからが違っていた。四回に金本がチーム19イニングぶ りの適時打で2点を奪うと、五回は前田がクリーンアップとして5 試合ぶりの打点を記録。六回は犠飛で得点し、1点差。中継ぎ陣も 踏ん張った。黒田を筆頭に「何とかしよう」というナインの気持ち が、よーく見えた。

五回、逆転3ランかと思われた野村の飛球を右翼手の佐伯がフェ ンスによじ登ってスーパーキャッチ。「あれが入っていたら」。最 後は大魔神・佐々木に抑えられたが、「ひょっとしたら」と思わせ もした。

七夕の夜。広島市民球場 の夜空に白星は輝かなかったが、明日への期待感を持たせてくれ た。今日こそ、黒星におさらばだ。(時永彰治

◎セ・リーグ勝敗表(第15節・7日現在)

試 勝 敗 引  勝
合 数 数 分  率  差
1 中 日 71 41 30  0 .577  ―
2 巨 人 70 36 34  0 .514 4.5
3 阪 神 71 36 35  0 .507 0.5
4 横 浜 71 35 36  0 .493 1.0
5 広 島 68 31 37  0 .456 2.5
6 ヤクル 71 32 39  0 .451 0.5


MenuTopBackNextLast