コイ泥沼9連敗 高橋建自滅 反撃ソロだけ

'99/7/8

広島―横浜14回戦(横浜9勝5敗、6時20分、広島、一万一千)


横 浜100102004―8 
カープ000001000―1 
▽勝 斎藤隆15試合9勝3敗
▽敗 高橋建24試合3敗
▽本塁打 中根3号@(高橋建)江藤14号@(斎藤隆)

広島は昨年七月以来となる、泥沼の9連敗になった。

先発の高橋建は一回、3四球で招いた二死一、二塁から、駒田に 先制左前打を許した。四回一死一、三塁から遊ゴロの間に1点を失 い、六回には中根のソロと波留の適時打で2点を加えられ、6回4 失点で降板した。随所に粘りは見せたが、計7四球と制球が安定し なかったのが響いた。九回には救援の2投手が4長短打から4失点 し、万事休した。

打線は斎藤隆のコーナーを丁寧につく投球に苦しみ、得点は六回 の江藤の左越え本塁打による1点だけ。九回には二番手森中を攻 め、二死一、三塁の好機を作ったが、生かせなかった。

横浜は3連勝で勝率5割に復帰。斎藤隆は9勝目。(下手)

【写真説明】9連敗が濃厚になり、重苦しいムードで試合を見詰める達川監督(後列左から4人目)ら首脳陣と選手

▽球炎 「戦う軍団」はどこへ

負け方に善しあしがあるとすれば、前夜はいい負け方で今夜は最 低の負け方だろうか。

先発投手は四球を出して打たれる。投手をもり立てないといけな い守りも乱れ、足の引っ張り役を演じる。打つ方もさっぱりつなが らず、江藤の一発だけでおしまい。これじゃあ、勝てるわけがな い。

地元、広島市民球場の前半戦最後の試合で完敗。9連敗で31勝38 敗だ。負けの中身をチェックすると、キャンプで取り組んだことが できていないことが分かる。

若手投手を育てるため、掲げた「鉄壁の守備」。ところが、チー ム失策はリーグワーストの69。守りの乱れは野村、前田、江藤、緒 方、西山ら主力の故障が大きく影響している。代役の若手は、経験 不足を大事な場面で露呈している。

横浜3連戦ではやっと主力がそろった。しかし、戦列に復帰した 野村も左翼線を破る打球で二塁を狙えないなど全力疾走ができず、 前田も本来の力強いスイングとはほど遠い。キャンプで目指した主 力がシーズン通して働ける体づくり。その破たんが守り、持ち前の 強力打線の爆発力をそいでいる。

とにかく、投攻守がちぐはぐで悪循環を陥っているのが現状。 「戦う赤ヘル軍団」に衣替えできない限り、トンネルを抜け出るの は容易でない。(時永彰治

◎セ・リーグ勝敗表(第15節・8日現在)

試 勝 敗 引  勝    
合 数 数 分  率  差 
1 中 日 71 41 30  0  .577  ― 
2 巨 人 70 36 34  0  .5142 4.5 
3 阪 神 72 37 35  0.  .5138 0.0 
4 横 浜 72 36 36  0  .500 1.0 
5 広 島 69 31 38  0  .449 3.5 
6 ヤクル 72 32 40  0  .444 0.5 


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