広島―横浜14回戦(横浜9勝5敗、6時20分、広島、一万一千)
横 浜100102004―8 カープ000001000―1
広島は昨年七月以来となる、泥沼の9連敗になった。
先発の高橋建は一回、3四球で招いた二死一、二塁から、駒田に 先制左前打を許した。四回一死一、三塁から遊ゴロの間に1点を失 い、六回には中根のソロと波留の適時打で2点を加えられ、6回4 失点で降板した。随所に粘りは見せたが、計7四球と制球が安定し なかったのが響いた。九回には救援の2投手が4長短打から4失点 し、万事休した。
打線は斎藤隆のコーナーを丁寧につく投球に苦しみ、得点は六回 の江藤の左越え本塁打による1点だけ。九回には二番手森中を攻 め、二死一、三塁の好機を作ったが、生かせなかった。
横浜は3連勝で勝率5割に復帰。斎藤隆は9勝目。(下手)
【写真説明】9連敗が濃厚になり、重苦しいムードで試合を見詰める達川監督(後列左から4人目)ら首脳陣と選手
先発投手は四球を出して打たれる。投手をもり立てないといけな い守りも乱れ、足の引っ張り役を演じる。打つ方もさっぱりつなが らず、江藤の一発だけでおしまい。これじゃあ、勝てるわけがな い。
地元、広島市民球場の前半戦最後の試合で完敗。9連敗で31勝38 敗だ。負けの中身をチェックすると、キャンプで取り組んだことが できていないことが分かる。
若手投手を育てるため、掲げた「鉄壁の守備」。ところが、チー ム失策はリーグワーストの69。守りの乱れは野村、前田、江藤、緒 方、西山ら主力の故障が大きく影響している。代役の若手は、経験 不足を大事な場面で露呈している。
横浜3連戦ではやっと主力がそろった。しかし、戦列に復帰した 野村も左翼線を破る打球で二塁を狙えないなど全力疾走ができず、 前田も本来の力強いスイングとはほど遠い。キャンプで目指した主 力がシーズン通して働ける体づくり。その破たんが守り、持ち前の 強力打線の爆発力をそいでいる。
とにかく、投攻守がちぐはぐで悪循環を陥っているのが現状。 「戦う赤ヘル軍団」に衣替えできない限り、トンネルを抜け出るの は容易でない。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第15節・8日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 1 中 日 71 41 30 0 .577 ― 2 巨 人 70 36 34 0 .5142 4.5 3 阪 神 72 37 35 0. .5138 0.0 4 横 浜 72 36 36 0 .500 1.0 5 広 島 69 31 38 0 .449 3.5 6 ヤクル 72 32 40 0 .444 0.5



