赤ヘル再び迷走 チャンスつくれど残塁、残塁

'99/7/20

阪神―広島17回戦(阪神12勝5敗、6時、甲子園、四万五千)


カープ000010000―1 
阪 神00000302×―5 
▽勝 山崎18試合2勝
▽敗 佐々岡16試合9勝5敗

●…逆転負けの広島は今季三度目の4連敗。借金は13に膨らん だ。

1―0の六回、好投を続けていた佐々岡が乱れた。田中、新庄の 連打で無死二、三塁。ブロワーズに右前に運ばれ、同点。続くジョ ンソンの中犠飛で勝ち越された。さらに併殺崩れの間に加点され た。勝負どころで球が甘くなった。

先制したのは広島。五回、緒方の左前打を足掛かりに二死一、二 塁とし、野村が左翼線へ適時二塁打。しかし、痛かったのは七回。 一死満塁の好機に野村、代打町田が阪神の五番手遠山に抑えられ た。八回には二番手小山田が3長短打から2点を失い、勝負を決め られた。

阪神の連敗は4でストップ。(下手)

【写真説明】七回表、広島一死満塁、三振に倒れて引き揚げる野村(左)。右は代打町田と代えられた金本

▽球炎 「強気」を実践 東出光る

この夜も達川監督はじめ赤ヘルナインは、なかなか寝付かれなか ったのではないか。4試合続けてチームの連敗ストップに失敗した 佐々岡、七回一死満塁で三振した野村、代打を送られた金本…。若 い東出もその一人だろう。

六回だった。左の田中がカウント1―1からの3球目、佐々岡が 投げると同時に東出は右に動いた。打球は逆をつく形となり、必死 で飛びついた東出のグラブの先を抜けて行った。西山のサインはお そらく内角の球。田中が前の打席で一、二塁間を抜く安打を放って いたことも、東出の頭の中にはあったに違いない。

早く動き過ぎた。以後、佐々岡が打ち込まれて逆転負けにつなが っただけに、悔しさは人一倍だろう。しかし、この思い切りのいい プロらしいプレーを昨年、甲子園で白球を追っていた高校生ができ るとは…。すごいとしか、いいようがない。何より、ひたむきさが いい。度胸もいい。負けず嫌いなのもいい。敗戦の中できらりと光 った。

試合前。ベンチにかわいい花束があった。二十日が命日で、七回 忌だった津田投手を忘れないファンから届いたものだった。連敗地獄にもがく赤ヘ ル。天国にいる炎のストッパーが、チームメイトにかける言葉は決 まっているに違いない。「弱気は最大の敵」と。(時永彰治

◎セ・リーグ勝敗表(第17節・20日現在)

試 勝 敗 引  勝    
合 数 数 分  率  差 
1 中 日 81 48 33  0  .593   ― 
2 巨 人 79 44 35  0 .557  3.0 
3 横 浜 80 39 41  0 .488  5.5 
4 阪 神 82 39 43  0 .476  1.0 
5 ヤクル 79 37 42  0 .468  0.5 
6 広 島 79 33 46  0 .418  4.0 


MenuTopBackNextLast