広島打てど 3発響かず

'99/8/3

広島―横浜15回戦(横浜10勝5敗、6時、呉、一万四千)


横 浜201220001―8 
カープ200200100―5 
▽勝 阿波野30試合2勝5敗1S
▽S 五十嵐6試合2敗1S  
▽敗 紀藤20試合5勝3敗   
▽本塁打 金本20号A(阿波野) 谷繁5号A(紀藤)江藤16号A(阿波野)島1号@(横山)

●…広島のアーチ攻勢も届かず、横浜戦5連敗となった。

先発紀藤の立ち上がりは不安定だった。一回一死二、三塁からロ ーズに右へ2点二塁打を喫した。三回に1点失うと四回には谷繁 に2ランを浴び、4回5失点で降板。勝負球が高めに浮いたところ を狙い打たれた。五回にはペルドモが2失点。九回にも1点を加え られた。

広島の得点はすべて本塁打。0―2の一回二死一塁、金本が右へ 同点2ラン。3点を追う四回には江藤が左へ2ランを運んだ。七回 には代打島のソロ本塁打で2点差まで詰め寄ったが、追い付けなか った。

横浜は5試合連続の二ケタ安打で5連勝。阿波野は六年ぶりとな る先発勝利で2勝目をマークした。(下手)

【写真説明】上=一回裏、広島二死一塁、金本が右越えに五年連続20号本塁打を放つ。下=七回裏、代打で左翼席にプロ入り初アーチを放った島

▽球炎 投球に配慮と工夫望む

広島は打線が前半で4点を得た。なのに流れを引き込むことがで きなかった。その根は紀藤にあった。4回の降板で5失点。二回に 投手の阿波野に11球も費やしての四球とくれば、万全の状態でなか ったことは明らか。でも、理由はそれだけではなかったと思う。

一口に言えば気配りの薄れ、それが絡んでいたことは否定できな いだろう。出足での一死二、三塁でローズに簡単に2点二塁打され た場面がその一つ。相手は目下、鬼神も避けようかというほどに勢 いがある。初回となれば歩かせるわけにはいかないが、次打者の駒 田とにらみ合せ、今ひとつ際どい勝負に持ち込む配慮があってもよ かったろう。

同じことは四回の一死二塁で谷繁に2ランを浴びた局面でも言え た。次打者は阿波野で、横浜ベンチは好投の投手に代打とはいかな い。なのにあっさり勝負に出た。ここもローズの時と同様に制球の 悪さがすべてとは考えにくかった。

生身の体である。常に状態がいいわけもないが、悪ければそれな りに工夫や配慮が必要で、それこそがベテランの味というものだろ う。まして現在の横浜打線は、文字通りのマシンガン。より技と気 配りが求められもした。紀藤は年季、実績からしてそれらを持ち合 わせている。それだけに惜しいとの思いが一層、募る。(中村 忠雄

◎セ・リーグ勝敗表(第19節・3日現在)

試 勝 敗 引  勝   
合 数 数 分  率  差
1 中 日 88 53 35  0 .602  ―
2 巨 人 85 46 39  0 .541  5.5
3 横 浜 85 44 41  0 .518  2.0
4 ヤクル 84 39 45  0 .464  4.5
5 阪 神 89 39 50  0 .438  2.5
6 広 島 85 37 48  0 .435  0.0


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