広島―横浜16回戦(横浜11勝5敗、6時20分、広島、一万四千)
横 浜000011103―6 カープ000200000―2
●…広島は横浜の一発攻勢の前に沈み、後半戦初の連敗。このカ ードの連敗も6となった。
広島の先発河野は直球、スライダーの切れが良く、四回まで無失 点。だが、五回に進藤、六回にローズに本塁打されて2―2とされ ると、七回には谷繁に右越えに運ばれて勝ち越された。いずれも高 めに浮いた球を痛打された。
打線は四回、二死から前田、金本の連打と四球で満塁とし、島が 中前に2点適時打を放って先制。だが五回以降は横浜リリーフ陣を 打ちあぐみ、4安打に抑えこまれた。九回には玉木重が失策も絡ん で3点を失い、万事休した。
継投策が決まった横浜は6連勝。貯金を4に伸ばした。(加納)
【写真説明】横浜打線を八回まで3点に抑えながらも打線の援護 がなく、好投が報われなかった河野
広島は競り合いを落としはしたが、観戦したファンは惜しいとの 思いと背中合せに、先をにらんで楽しみも得たのではないか。将来 を担う選手の活躍。プレーの形こそ違うが、輝いた若者が三人もと なれば、だれの思いも一緒だろう。
先発の河野は、これまで走者を出すと招き猫のように腕の振りが 小さくなって、自滅の形をたどったが、この夜は別人のよう。今が 盛りのマシンガン打線を相手に、前半は進藤の一発による1失点で 通過点した。未踏の六回以後は2発を浴びたものの、8回を5安打 の3失点は、内容と併せて立派というよりなかった。
チーム唯一の2点をたたき出した島は、二死満塁とのっぴきのな らない局面で、計算通りといったひと振りで中前へ切り返した。プ ロ入り初となった前夜の一発とともに、相手投手の特徴をのみ込 み、即座に実行する資質は並ではないと感心させられた。
四回に中前打で一気に二塁を狙った東出の果敢な走塁も印象に残 る。結果は失敗に終わりはしたが、これこそが広島本来の攻め。足 技で相手側のミスを誘い、あるいは心理を揺さぶる。これが近年薄 れている。その復活に新人が挑むとなれば、ベンチも頼もしかろ う。
若者の真しな姿勢とあくなき闘争心は、若手の台頭を目指すチー ムにとって、何より大切である。(中村忠雄)
◎セ・リーグ勝敗表(第19節・4日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 1 中 日 89 54 35 0 .607 ― 2 巨 人 86 47 39 0 .547 5.5 3 横 浜 86 45 41 0 .523 2.0 4 ヤクル 85 39 46 0 .459 5.5 5 阪 神 90 39 51 0 .433 2.5 6 広 島 86 37 49 0 .430 0.0



