黒田援護できず 接戦落とす

'99/8/5

広島―横浜17回戦(横浜12勝5敗、6時20分、広島、一万四千)


横 浜020001010―4 
カープ000000210―3 
▽勝 三浦20試合5勝7敗
▽S 矢野25試合2勝5敗1S
▽敗 黒田14試合3勝5敗
▽本塁打 石井琢4号A(黒田)5号@(遠藤)金本21号@(横山)

●…広島は終盤の粘りも届かず3連敗。横浜戦の連敗も7となっ た。

3点を追う七回、代打攻勢をかけ浅井、ディアスが連続適時打を 放った。八回にも金本が右へアーチをかけた。それだけに八回、代 わった遠藤がカウントを悪くして石井琢に喫した一発が痛かった。

先発の黒田は二回、石井琢に先制2ラン。六回に内野の乱れで加 点された。制球がもうひとつで、六回まで毎回走者を背負う苦しい 投球だったが、よく粘った。打線が緩急をつけ、丁寧に低めにボー ルを集める三浦の前に六回まで4安打しか奪えず、援護できなかっ たのも響いた。

横浜は三浦の好投で7連 勝。矢野はプロ初セーブ。(時永)

【写真説明】二回に石井琢の2ランで2点を失い、渋い表情でベンチに戻る黒田。7回3失点と踏ん張ったが、5敗目を喫する

▽球炎 狙い球絞れなかったか

黒田が気の毒に思えた。外堀、内堀を埋められた武将のように耐 え続けて、援軍を待ち続けたが、いっこうに手を差しのべる者はい なかった。7回で3失点だが、自責点は石井琢の一発による2点だ けだった。他の1点は失策によるもので、味方にまで足を引っ張ら れる羽目に。肝心の打線も中盤までは音無しで、まさに孤立無援で あった。

確かに相手の三浦は良かった。緩急がさえていたばかりではな い。制球にも狂いがなかった。谷繁との呼吸もぴったりで、つけ込 むすきがなかった。その結果は6回を4安打。得点圏への走者は二 人にすぎなかった。

中盤までは、大方の打者が内、外のいずれの球にも手を出すとい った感じで、スイング自体も鈍かったように思う。攻略法にはいろ いろあろうが、各打者がそれぞれ内側、あるいは外側と球を絞って 出たらどうだったか。スライダー、フォークの多い相手である。よ りコースへの狙いをしっかりする必要があったろう。直球の威力は さしたることもなかったので、直球狙いでも変化球に対処できたろ うし、スイングも鋭さを増したのではないか。相手にプレッシャー をかけることもできたと推察する。

ベンチはあらゆる手段を講じての結果だが、終盤に競り合ってい るだけに惜しくてならない。(中村忠雄

◎セ・リーグ勝敗表(第19節・5日現在)

試 勝 敗 引  勝    
合 数 数 分  率  差 
1 中 日 89 54 35  0  .607  ― 
2 巨 人 87 47 40  0 .540 6.0 
3 横 浜 87 46 41  0 .529 1.0 
4 ヤクル 86 40 46  0 .465 5.5 
5 阪 神 90 39 51  0 .433 3.0 
6 広 島 87 37 50  0 .425 0.5 


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