◇セ・リーグ
広島―中日17回戦(広島10勝7敗、6時22分、広島、一万七千)
中 日022100100―6 カープ000000020―2
●…広島は4安打と打線が沈黙。3連勝はならなかった。
先発佐々岡が中日打線につかまった。二回二死二、三塁、関川の 左中間突破の2点二塁打で先制された。三回には井上に2点二塁打 を浴び、四回は3連打から1点を失って六回で降板した。球の切れ がいま一つで、コースが甘く入ったところを狙い打たれた。七回に は二番手横山が李の二塁打で1点を追加された。
打線は中日・川上のコーナーを丁寧につく投球の前に、五回まで パーフェクトに抑えられた。八回に島の2ランで反撃したが、以後 は二番手の岩瀬にかわされた。
16安打の中日は徹底した流し打ちで佐々岡の攻略に成功。川上は
6勝目。(下手)
球炎 プロのプレーを見せて
お盆興行となった首位中日との3連戦。夏休み中とあって、広島 市民球場の内外は家族連れの姿が目立った。入場券売り場で買い方 などを聞く人も多かったという。「おらがカープを子供に見せた い」。古里に帰省中のお父さんの多くが、そんな思いで球場に足を 運んだに違いない。
先発のマウンドは佐々岡。11勝を挙げているエースだ。しかも、 打線は前夜、今季最多の17安打、19得点と打ちまくった。子供の横 で、お父さんはビール片手に「勝ちゲーム」を予想していただろ う。
「おらがカープ」はそんな期待をあっさりと裏切った。「悪いと きの投球が課題」と言っていた佐々岡が、四回までに11安打を浴び て5失点。大爆発した打線も川上の高めのボール球の見極めができ ず、七回までわずか1安打。いきなりの盆休み入りである。
八回表を終わって0―6。乾杯どころか完敗だったが、その裏に 飛び出した2ランがおいしい一杯になった。打ったのが今、売り出 し中の島だったのが何よりいい。振り遅れの感じもあったが、左翼 ポール際に運んだパワーは魅力十分だ。
「すごいね」「これからが楽しみな選手だよ」。お父さんと子供
の目には「若さ」の素晴らしさが焼き付いたはずだ。とにかく、プ
ロらしい印象に残るプレーを、もっともっと見たい。(時永彰治)
▽佐々岡が乱調、6回5失点で降板
○…佐々岡が6回を12安打、5失点と散々な内容で後半戦初黒星 を喫した。「ストレートが走らず、ボールに切れがなかった」と声 を落とした。
許した安打のほとんどは、早いカウントでの変化球を狙われた。 走者を背負っての粘りもなく、「(調子が)悪い時のピッチングが 今年の課題だったんだが…。野手のリズムも悪くしてしまった」。 チームの連勝も止まり、エースとしての責任を口にした。
大野コーチは「中日打線が全体で佐々岡対策を練っていた。初球 の入り方などもう少し工夫が欲しかった」と渋い表情だった。(加 納)
【写真説明】二回表、中日二死二、三塁、関川に2点二塁打を浴び、打球の行方を追う佐々岡(14)
◎セ・リーグ勝敗表(第20節・13日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 1 中 日 94 57 37 0 .606 ― 2 巨 人 94 53 41 0 .564 4.0 3 横 浜 93 49 44 0 .527 3.5 4 ヤクル 93 42 51 0 .452 7.0 5 阪 神 96 41 55 0 .427 2.5 6 広 島 94 40 54 0 .426 0.0



