広島―中日19回戦(広島11勝8敗、6時21分、広島、一万五千)
中 日000300000―3 カープ002000000―2
●…広島は中日の先発野口を攻略できず、競り負けた。中日戦で は開幕カード以来の負け越し。
2―0の四回、先発高橋建が安打と四球などで二死一、三塁のピ ンチを招き、立浪に右越え3ランを浴びて逆転された。この回以外 は要所を締める粘りの投球を見せただけに、悔やまれる1球だっ た。
打線は三回、2失策と暴投など相手のミスに乗じて2点を先行。 だが四回以降は野口の速球とスライダーを打ちあぐみ、4安打に封 じられた。七回に連打から一死二、三塁の好機を得たが、代打町田 と緒方が倒れて無得点。最後は宣にかわされた。
中日は今季最多タイの貯金20とした。野口は8連勝で13勝目。(加納)
【写真説明】四回裏、中日二死一、三塁、立浪(右)に逆転3ランを浴び、打球の行方を見詰める高橋建
点差は1点。スコアだけ見ると、接戦の末の惜敗に思える。しか し、中身は全然違う。中日は拙攻のオンパレード。広島は何度も試 合の流れを引き込める局面があった。勝利への流れを手繰り寄せら れないチームの弱さが透けて見える。
まず、中日の守りのミスで2点をリードした直後の四回。一死 二、三塁のピンチは、三ゴロで三塁走者が本塁に突っ込む中日のま ずい攻めで二死一、三塁。一打同点が、安打を打たれても1点止ま りになった。優位に立てたはずの高橋建だったが、左の立浪に逆転 3ラン。痛恨の失投、ではすまされない。
二番目は七回の攻撃。連打と送りバントで一死二、三塁。外飛で OKの場面で代打に起用された町田が、内角の速球に手を出して二 飛。打者にとってはある程度楽なケースだけに、元気のなさが寂し い。
三番目は九回表の守り。玉木重は二ゴロ併殺で二死走者なしとし ながら、四球と一塁けん制悪送球で自らピンチを招いた。無失点で 切り抜けたが、ぴしゃりと抑えて九回裏の攻めに託すという形を作 れなかった。結果オーライでは困る。
試合の流れを読めず、精神的な優位さも生かせなかった三人。こ れまで何度も修羅場を経験、一応の結果を出してきている中堅選手 ばかり。「独り相撲」とはサヨナラしよう。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第20節終了・15日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 1 中 日 96 58 38 0 .604 ― 2 巨 人 95 53 42 0 .558 4.5 3 横 浜 94 50 44 0 .532 2.5 4 ヤクル 95 43 52 0 .453 7.5 5 阪 神 98 42 56 0 .429 2.5 6 広 島 96 41 55 0 .427 0.0



