好機生かせず中日に競り負け

'99/8/15

広島―中日19回戦(広島11勝8敗、6時21分、広島、一万五千)


中 日000300000―3 
カープ002000000―2 
▽勝 野口20試合13勝4敗
▽S 宣27試合2敗19S
▽敗 高橋建29試合1勝5敗
▽本塁打 立浪3号B(高橋建)

●…広島は中日の先発野口を攻略できず、競り負けた。中日戦で は開幕カード以来の負け越し。

2―0の四回、先発高橋建が安打と四球などで二死一、三塁のピ ンチを招き、立浪に右越え3ランを浴びて逆転された。この回以外 は要所を締める粘りの投球を見せただけに、悔やまれる1球だっ た。

打線は三回、2失策と暴投など相手のミスに乗じて2点を先行。 だが四回以降は野口の速球とスライダーを打ちあぐみ、4安打に封 じられた。七回に連打から一死二、三塁の好機を得たが、代打町田 と緒方が倒れて無得点。最後は宣にかわされた。

中日は今季最多タイの貯金20とした。野口は8連勝で13勝目。(加納)

【写真説明】四回裏、中日二死一、三塁、立浪(右)に逆転3ランを浴び、打球の行方を見詰める高橋建

▽球炎 「独り相撲」サヨナラを

点差は1点。スコアだけ見ると、接戦の末の惜敗に思える。しか し、中身は全然違う。中日は拙攻のオンパレード。広島は何度も試 合の流れを引き込める局面があった。勝利への流れを手繰り寄せら れないチームの弱さが透けて見える。

まず、中日の守りのミスで2点をリードした直後の四回。一死 二、三塁のピンチは、三ゴロで三塁走者が本塁に突っ込む中日のま ずい攻めで二死一、三塁。一打同点が、安打を打たれても1点止ま りになった。優位に立てたはずの高橋建だったが、左の立浪に逆転 3ラン。痛恨の失投、ではすまされない。

二番目は七回の攻撃。連打と送りバントで一死二、三塁。外飛で OKの場面で代打に起用された町田が、内角の速球に手を出して二 飛。打者にとってはある程度楽なケースだけに、元気のなさが寂し い。

三番目は九回表の守り。玉木重は二ゴロ併殺で二死走者なしとし ながら、四球と一塁けん制悪送球で自らピンチを招いた。無失点で 切り抜けたが、ぴしゃりと抑えて九回裏の攻めに託すという形を作 れなかった。結果オーライでは困る。

試合の流れを読めず、精神的な優位さも生かせなかった三人。こ れまで何度も修羅場を経験、一応の結果を出してきている中堅選手 ばかり。「独り相撲」とはサヨナラしよう。(時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第20節終了・15日現在)

試 勝 敗 引 勝    
合 数 数 分 率  差 
1 中 日 96 58 38 0 .604 ― 
2 巨 人 95 53 42 0 .558 4.5 
3 横 浜 94 50 44 0 .532 2.5 
4 ヤクル 95 43 52 0 .453 7.5 
5 阪 神 98 42 56 0 .429 2.5 
6 広 島 96 41 55 0 .427 0.0 


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