中日―広島21回戦(広島12勝9敗、6時、ナゴヤドーム、四万五 百)
カープ100000000―1 中 日00102001×―4
●…広島は中日の先発野口を攻略できず、接戦を落とした。
1―1の五回に、先発小林幹が乱れた。一死から投手の野口を歩 かせ、安打と四球で満塁。立浪は打ち取ったものの、続くゴメスに 中前へ2点適時打を浴びて決勝点を許した。
一回、東出の内野安打を足掛かりに二死二塁とし、江藤の右翼線 二塁打で先制したが、得点はこの1点だけ。三回に失策絡みで同点 とされた以後は、しり上がりに調子を上げた野口の前に打線が沈 黙。終盤は岩瀬、宣のリレーにかわされた。八回には三番手の河野 が1点を失い、ダメを押された。
小林幹は6敗目。野口は9連勝で、リーグトップタイの14勝目を 挙げた。(加納)
【写真説明】五回裏、中日二死満塁、ゴメスに中前に2点適時打を浴び、降板する小林幹(中央)
主砲の江藤が一回に先制打を放った。赤ヘル打線に弾みがついて もよさそうなものだが、結局はその1点どまりで中日に逆転負け。 達川カープは、ちょうど100試合目を白星で飾れなかった。
振り返ってみると、50試合目はストッパー小林幹が打たれて負け た。調子の上がらない小林幹はその後、中継ぎ、先発に回って復活 のきっかけをつかもうともがき、初の二軍落ちも経験した。この夜 は一軍復帰後、四度目の先発マウンドだった。
小林幹の投球を見る限り、球の走り、切れともに良く、一時のど ん底を脱したようだ。それだけに、点の取られ方が悔やまれる。失 点した三、五回はいずれも八番からの下位打線で走者を許し、クリ ーンアップにつかまった。
同点とされた三回は東出の失策が響いた。逆転された五回は投手 の野口に与えた四球が黒星に直結した。先発でまだ勝ち星のない小 林幹をはじめ、若手投手は総じて大事な場面で踏ん張れない。好投 しながら四球による失点も目立つ。チームの弱点がなかなか解消さ れない。
50試合を消化して25勝25敗だった成績は、100試合で42勝58 敗。ミスがミスを呼んだ結果であり、小林幹の苦しむ姿が最下位を 低迷している赤ヘルの現状を象徴している。(時永彰治)
○…「もったいないです」。先発の小林幹は、勝ち越しを許した 五回を悔しそうに振り返った。
「バランスがよく、直球、変化球ともに調子良かった」。四回ま では素晴らしい内容だった。最高球速143キロの直球とフォーク を決め球に、6奪三振。
しかし、五回一死から投手の野口に四球を与え、リズムを崩し た。二死満塁からゴメスへの初球が、痛恨の1球。「投手への四球 がすべて。ミスした方が負け」と悔やんでも悔やみきれない結果と なった。
大野コーチは「四回までは復調の兆しが見えた投球をしていた。 切り替えて、もうひと踏ん張りしないと」と残念そうだった。
◎セ・リーグ勝敗表(第21節・21日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 1 中 日 101 62 39 0 .614 ― 2 巨 人 100 54 46 0 .540 7.5 3 横 浜 99 53 46 0 .535 0.5 4 ヤクル 99 46 53 0 .465 7.0 5 阪 神 103 44 59 0 .427 4.0 6 広 島 100 42 58 0 .420 0.5



