4発で中日破る 高橋建粘り2勝目

'99/8/22

中日―広島22回戦(広島13勝9敗、6時、ナゴヤドーム、四万五 百)


カープ000022000―4
中 日010100000―2
▽勝 高橋建30試合2勝5敗
▽S 沢崎18試合1勝1敗13S
▽敗 山本昌19試合6勝4敗
▽本塁打 李8号@(高橋建)江藤22号@(山本昌)23号@(山本 昌)新井4号@(山本昌)金本24号@(山本昌)

●…広島がアーチ攻勢で中日の山本昌を攻略。先発高橋建も力投 して逆転勝ちを収めた。

四回まで一人も走者が出せなかった広島は五回、反撃に転じた。 先頭の江藤が左中間席に運んで口火を切ると、新井も4号ソロを放 って同点。六回には金本が通算150号となる24号ソロで勝ち越 し。続く江藤が左越えに特大のアーチをかけ、4―2と突き放し た。

高橋建は二、四回に1点を失ったものの、しり上がりに調子を上 げて五回以降は1安打。八回途中から遠藤、最後は沢崎につないで 逃げ切った。高橋建は2勝目、沢崎は13セーブ。

中日は40敗目。先発山本昌は中盤に勝負球が甘くなった。(加 納)

【写真説明】六回表、広島二死、金本が右越えに通算150号の勝ち越し本塁打を放つ

▽球炎 プラス思考で好結果

物事をいい方に考える。くよくよ考えない。何事も悪い方に考え てしまわず、プラス思考で臨むことの大切さが、高橋建にはわかっ たと思う。

二回、無死満塁のピンチを招き犠飛で簡単に先制点を許した。二 死後、投手に四球を与えて再び満塁。打たれたら最悪のパターンだ が、投ゴロで切り抜けた。大量失点のケースがわずか1点。ラッキ ーである。

立ち上がりの高橋建は高めに球が浮き、球道ももう一つ。四回、 李に喫したソロも高めの甘い速球だった。調子は普通。自滅してい てもおかしくなかった。それが、途中からカーブを織り交ぜて打者 の的を絞らせなかった西山の好リードに加え、ボール球に手を出し た中日打線にも助けられて立ち直った。

変身したのは気持ちの持ち方にあったと思う。難しい球を打たれ ることもあるが、甘い球を打ち損じてくれることもある。とにかく 自分を信じ、バックを信じ、いい結果を信じ、打者に向かっていく 投球を心掛けたに違いない。

それにしても、四回までパーフェクトに抑えられていた山本昌か ら、ソロ4発で逆転とは驚いた。「ずるずる行って負けだな」。見 ている方のマイナス思考を吹き飛ばした。負ければ、点灯していた 中日の優勝マジックを阻止した赤ヘルナインに、脱帽である。(時 永彰治)

▽インさいどアウト 区切りの一発 金本「完ぺき」

青一色に染まった右翼席へ、弾丸ライナーは突き刺さった。勝負を決めた金本。貴重な勝ち越しソロは、通算150号のメ モリアルアーチだ。

2―2の六回。マウンドの山本昌には前の2打席でとも三振に仕 留められていた。カウント1―2からの4球目。「シュートかシン カー。うまく腰の回転で打てた。完ぺきだった」。会心のひと振り をこう振り返り、150号には「地元の試合(25日)まで取ってお きたかったね」。軽いジョークを口にしたが、「今年の目標だった ので、うれしいよ」と表情を緩めた。

この勝負強さはどうだ。勝利打点は11。チームの勝利43のうち、 実に四分の一を金本のバットで決めている。「たまたま勝ち越し点 となっているが、内容にはまだまだ満足していない」といい切る。 地元の試合では連日、早出特打ちを黙々と行う姿に、高い向上心を 見ることができる。

後半戦スタートから17試合続けて四番に座り、いまは「早く打順が回 ってくるので好き」という三番を打つ。「今後もさらに上を目指し て打っていきたい。次から地元(阪神戦)だし、もう一度、気持ち を切り替えていく」。150号を区切りに、新たな一歩を力強く踏 み出す。(下手)

◎セ・リーグ勝敗表(第21節終了・22日現在け)

試 勝 敗 引  勝    
合 数 数 分  率  差 
1中 日 102 62 40  0 .608  ― 
2巨 人 101 54 47  0 .535 7.5 
3横 浜 100 53 47  0 .530 0.5 
4ヤクル 100 47 53  0 .470 6.0 
5阪 神 104 45 59  0 .433 4.0 
6広 島 101 43 58  0 .426 0.5 


MenuTopBackNextLast