リード守れず 阪神に3年連続負け越し

'99/8/25

広島―阪神21回戦(阪神14勝7敗、6時21分、広島、一万七千)


阪 神000500023―10 
カープ211000000―4 
▽勝 山崎28試合3勝
▽敗 河野7試合1勝3敗
▽本塁打 金本25号A(杉山)26号@(竹内)町田8号@(杉山) 大豊8号B(小山田)

●…広島は序盤のリードを守り切れず、2連敗。阪神戦14敗目と なり、同カードの三年連続の負け越しが決まった。

4―0の四回に、先発の河野がつかまった。安打と2四球で招い た二死満塁から、代打吉田浩、坪井に連続適時打を浴びて1点差。 なおも二、三塁から、和田に中前2点適時打を喫し、逆転された。

打線は一回、金本の25号2ランで先制すると、二回に町田、三回 に金本のソロで加点した。だが、四回以降は阪神の二番手山崎に散 発の2安打に抑え込まれ、無得点。最後は伊藤に締められた。終盤 には三番手の小山田が5点を失い、一方的な展開になった。

阪神は4連勝。好リリーフをみせた山崎は3勝目。(加納)

【写真説明】三回裏、広島無死、金本が右越えに2打席連続の26号本塁打を放つ

▽球炎 読まれた?河野の弱点

序盤を無難にまとめた河野が、四回で無残にもつぶれた。一挙の 5失点。この時点で味方の3発による4点はむしく消えた。状態は いいと思えなかったにしても、まるで手のひらを返したように様変 わり。どこに理由があったのか。

実はそれ以前に首をかしげるような出来事があった。阪神が二回 の攻撃に入る直前に、ベンチ前で円陣を組んだのがそれである。円 陣は相手投手の球種によるフォームの違いなり、球配りの傾向なり がはっきりしない限り組む意味がない。

大方のチームは早くとも、打順がひと回りした時点で円陣という ことになるのだが、阪神の場合はまだ、四人の打者が手合わせを済 ましたばかり。ここで配球の傾向を把握して、策を授けるのは難し いが、知恵者の野村監督である。だから興味は一層だった。

二回に星野がカウント0―2からのスライダー系の球を中前へ見 事にこなした。そこで気付いた点があった。各打者がスライダー系 の変化球を積極的に打って出てくる。緩急に呼吸が外れて体を泳が せる打者が見当たらない。四回は4安打のうち、3本までがスライ ダー系を切り返されている。

これが配球の傾向を読み取られての結果ならともかく、仮にフォ ームに癖があって、その点を見抜かれてのことであれば、早急に対 処しないと厄介である。(中村忠雄)

◎セ・リーグ勝敗表(第22節・25日現在)

試 勝 敗 引  勝   
合 数 数 分  率  差
1 中 日 103 63 40  0  .612  ―
2 巨 人 103 56 47  0  .544  7.0
3 横 浜 102 53 49  0  .520 2.5
4 ヤクル 101 47 54  0  .465 5.5
5 阪 神 106 47 59  0  .443 2.5
6 広 島 103 43 60  0  .417 2.5


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