広島―阪神21回戦(阪神14勝7敗、6時21分、広島、一万七千)
阪 神000500023―10 カープ211000000―4
●…広島は序盤のリードを守り切れず、2連敗。阪神戦14敗目と なり、同カードの三年連続の負け越しが決まった。
4―0の四回に、先発の河野がつかまった。安打と2四球で招い た二死満塁から、代打吉田浩、坪井に連続適時打を浴びて1点差。 なおも二、三塁から、和田に中前2点適時打を喫し、逆転された。
打線は一回、金本の25号2ランで先制すると、二回に町田、三回 に金本のソロで加点した。だが、四回以降は阪神の二番手山崎に散 発の2安打に抑え込まれ、無得点。最後は伊藤に締められた。終盤 には三番手の小山田が5点を失い、一方的な展開になった。
阪神は4連勝。好リリーフをみせた山崎は3勝目。(加納)
【写真説明】三回裏、広島無死、金本が右越えに2打席連続の26号本塁打を放つ
序盤を無難にまとめた河野が、四回で無残にもつぶれた。一挙の 5失点。この時点で味方の3発による4点はむしく消えた。状態は いいと思えなかったにしても、まるで手のひらを返したように様変 わり。どこに理由があったのか。
実はそれ以前に首をかしげるような出来事があった。阪神が二回 の攻撃に入る直前に、ベンチ前で円陣を組んだのがそれである。円 陣は相手投手の球種によるフォームの違いなり、球配りの傾向なり がはっきりしない限り組む意味がない。
大方のチームは早くとも、打順がひと回りした時点で円陣という ことになるのだが、阪神の場合はまだ、四人の打者が手合わせを済 ましたばかり。ここで配球の傾向を把握して、策を授けるのは難し いが、知恵者の野村監督である。だから興味は一層だった。
二回に星野がカウント0―2からのスライダー系の球を中前へ見 事にこなした。そこで気付いた点があった。各打者がスライダー系 の変化球を積極的に打って出てくる。緩急に呼吸が外れて体を泳が せる打者が見当たらない。四回は4安打のうち、3本までがスライ ダー系を切り返されている。
これが配球の傾向を読み取られての結果ならともかく、仮にフォ ームに癖があって、その点を見抜かれてのことであれば、早急に対 処しないと厄介である。(中村忠雄)
◎セ・リーグ勝敗表(第22節・25日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 1 中 日 103 63 40 0 .612 ― 2 巨 人 103 56 47 0 .544 7.0 3 横 浜 102 53 49 0 .520 2.5 4 ヤクル 101 47 54 0 .465 5.5 5 阪 神 106 47 59 0 .443 2.5 6 広 島 103 43 60 0 .417 2.5



