広島連夜の1点差 痛い4被弾借金「20」

'99/8/29

広島―巨人24回戦(巨人16勝8敗、6時20分、広島、二万八千)


巨 人301110000―6 
カープ004100000―5 
▽勝 西山23試合3勝2敗
▽S 槙原38試合1勝2敗23S
▽敗 玉木重33試合3勝2敗
▽本塁打 マルティネス12号B(高橋建)松井31号@(高橋建)金 本27号A(桑田)仁志6号@(高橋建)清原11号@(玉木重)

●…広島は劣勢を二度も引き戻しながら巨人の一発攻勢に届か ず、今季二度目の5連敗を喫した。

先発の高橋建は変化球が定かでなく、高め球が目立った。一回に マルティネスの3ランで先行されると、三回には松井に31号ソロを 喫した。

広島も三回、制球に苦しむ桑田から、金本が右越えに2ラン。直 後に江藤、野村の連打に暴投が絡んで1点差とし、代打島の適時打 で追い付いた。四回に仁志のソロで再びリードされると、その裏、 救援の西山から金本が適時打して再び横一線とした。

広島の打線は果敢に攻めたが、五回から救援の玉木重が、いきな り清原の中越えソロで勝ち越された後は、巨人のきめ細かい投手リ レーにかわされた。巨人は5連勝。       (中村忠雄)

【写真説明】四回裏、広島一死一、三塁、打者・江藤(右上)の時、重盗で三塁走者・緒方が本塁を狙ったが、タッチアウトになり、勝ち越しならず。捕手村田善

▽球炎 同じ負けでも「期待大」

「負けたけど、いい試合だった」。超満員ではなかったものの、 二万八千人が詰めかけて大入りとなった夏休み最後の地元ゲーム。 家路に急ぐ赤ヘルファンは、こんな会話を交わしていただろう。

前夜と同じ1点差負け。しかし、中身のあるいい試合だった。ま ず、一挙に4点を奪って同点とした三回の攻め。東出が左前 に流し打って、金本の2ランを呼んだ。代打の島は二死二塁から初 球を打って同点適時打だ。

試合前、島と話した。「なかなか自分のスイングをさせてくれな い。2ストライクまでが勝負。積極的にいきますよ」。すぐに打席 で実行してみせた。四回の同点劇の口火を切ったのは代打の兵動。 連日、ユニホームを真っ黒にして練習に取り組む若者が試合で結果 を出してくれた。

若手を思い切りよくいい場面で使ったベンチ。四回のさい配も印 象的だった。5―5と追い付き、なおも一死一、三塁と絶好の勝ち 越し機。重盗を仕掛けたが、緒方が本塁で憤死した。打席は主砲の 江藤。じっくり攻める作戦もあっただろうが動いた。

結果は吉と出ず、5連敗となった。しかし、若手のはつらつとし たプレー、積極的なベンチのさい配は、ファンに残り試合への期待 を抱かせたはずだ。(時永彰治

◎セ・リーグ勝敗表(第22節・29日現在)

試 勝 敗 引  勝    
合 数 数 分  率  差 
1 中 日 106 64 42  0 .604  ― 
2 巨 人 106 59 47  0 .557 5.0 
3 横 浜 104 54 50  0 .519 4.0 
4 ヤクル 104 48 56  0 .462 6.0 
5 阪 神 108 49 59  0 .454 1.0 
6 広 島 106 43 63  0 .406 5.0 


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