阪神―広島23回戦(阪神15勝8敗、6時、甲子園、二万七千)
カープ001000000―1 阪 神00000120×―3
●…広島は七回、菊地原が大豊に2ランを喫し、勝ち越された。 先頭坪井にストレートの四球を与えたのが敗戦に直結した。
先制したのは広島。三回、左翼線二塁打の緒方を東出が詰まりな がらも中前に運んで迎え入れた。しかし、七回まで毎回走者を出し ながら2併殺、けん制死などの拙攻。一回一死二、三塁の好機を江 藤が見逃し三振、野村が二ゴロに倒れて逃したのが響いた。九回無 死一、二塁も後続が三者連続三振に終わった。
先発河野は悪いなりに要所を締めたが六回、桧山に同点ソロを浴 びた。高めの直球を狙い打たれた。
阪神は今季初めて四番に座った大豊の一発で逆転勝ち。七回から 好救援の遠山が2勝目。 (時永)
【写真説明】七回裏、阪神二死二塁、大豊(右)に勝ち越しの2ランを浴び、打球の行方を追う菊池原
広島は馬に食わせるほどとは言わないまでも、6回で降りた中込 に対して好機はふんだんにあった。なのに、この間の得点は東出の 適時打による1点にすぎなかった。どこに理由があったのか。
一口で言うとヘマとウカツの同居にあった。出足で安打の緒方が 積極的に盗塁を試み、無死二塁とした。続く送りバントで三封であ る。直後に安打などで一死二、三塁と再び好機を膨らませた。打順 が主軸となれば、願ったりかなったりだが、さらりとつぶしてい る。二回には一死一塁で走者が投手のけん制球で刺されるといった 具合だった。
ここで終われば、まだ救いもあったが、三、四回には連続の併殺 打とくるのだから、締まりのないことこのうえない。この時には「後 悔を先に立たせて後から見れば、ツエをついたり、転んだり」とい った狂歌を思い出したほどだった。
拙攻で気の毒に思えたのが、河野である。制球、球の切れともに 良くなかった中で、5回を無失点は耐えた結果のあかしだった。惜 しくも六回に一発を喫し、途中で降板の羽目になった。仮に、この ような状態の中で白星を得ていると、他の1勝とは趣が違って、以 後のマウンドに一層の弾みがつく。若手投手の育成は一つの柱でも あるだけに、ベンチも残念な思いが募ったことだろう。(中村忠雄)
◎セ・リーグ勝敗表(第23節・31日現在) 試 勝 敗 引 勝 残試 合 数 数 分 率 差り合 @中 日 108 64 44 0 .593 − 27 A巨 人 108 61 47 0 .565 3.0 27 B横 浜 105 54 51 0 .514 5.5 30 Cヤクル 105 49 56 0 .467 5.0 30 D阪 神 110 50 60 0 .455 1.5 25 E広 島 108 44 64 0 .407 5.0 27



