球団創設50年目で通算3000勝

'99/9/7

ヤクルト―広島20回戦(ヤクルト11勝9敗、6時20分、神宮、一 万二千)


カープ 421002003―12
ヤクルト400020100―7
▽勝 菊地原19試合3勝4敗
▽敗 山部23試合5勝5敗
▽本塁打 新井5号A(山部)6号A(石井弘)佐藤9号@(小林 幹)金本28号A(山部)岩村7号A(菊地原)

●…広島は、ヤクルト投手陣の乱れをついて13安打、12四球で12 点。神宮では六月二十四日以来の勝ち星で、チーム通算3000勝 をマークした。

一回に4点ずつ取り合った後の二回。先頭の代打兵動が左中間二 塁打。二死後、金本が右翼席に豪快に運んだ。三回には押し出し四球で 加点。1点差に詰められた六回には新井が、この日2本目の2ラン を左中間に放って流れを引き寄せた。九回にも金本の適時二塁打な どで3点。得点はすべて二死からで、勝負強さが光った。

先発の小林幹は制球が甘く、一回に5長短打で4失点。後を継い だ菊地原ら救援陣が大量点に支えられて何とか踏ん張り、逃げ切っ た。(天野)

【写真説明】一回表、広島二死二塁、新井が左越えに2点本塁打を放つ

▽球炎 小林幹、もっと前向きに

広島は打線が序盤で7点と、いたって華やか。内容も良かった。 山部の状態が悪かったにしても、二回途中のKOは立派。新人新井 と金本の2ランは見事だし、得点がいずれも二死からというのも値 打ちだった。序盤でこれほどの勢いがあれば、一気呵成(かせい) といきたいが、この時点でのリードは3点にすぎなかった。理由は 歴然だった。

小林幹は出足でいきなり打者九人と手合わせである。簡単に二者 をさばいた直後、佐藤に一発を浴びると、様相が変わった。四球の 後は何と連続の4安打。この回で降板である。37球を費やしたが、 最速140キロに届かず、変化球にも昨季の切れ味がなかった。

経験と実績のある投手でも出足は不安がつきまとうとされるが、 味方がいきなりの4点である。気持ちが弾んで当然だが、そのマウ ンドさばきには、気後れしている感さえあった。佐藤の一発以後で ある。「気持ちの切り替えも技術のうち」という。それのできる男 がなぜ、という具合になる。今季は過去に六度の先発があるが、ま だ勝ち星はない。気持ちの切り替えのできなかった根は、そこにあ ったのではないか。結果を先に考える、それである。

残り試合からして登板は限られている。失敗の理由を整理して、 早いうちに解決しておかないと来季も苦労することになる。(中村 忠雄

◎セ・リーグ勝敗表(第24節・7日現在)

試 勝 敗 引  勝    残試 
合 数 数 分  率  差 り合 
1 中 日 112 66 46  0 .589  ―  23 
2 巨 人 113 62 51  0 .549  4.5  22 
3 横 浜 110 57 53  0 .518  3.5  25 
4 ヤクル 110 53 57  0 .482  4.0  25 
5 阪 神 114 51 63  0 .447  4.0  21 
6 広 島 111 46 65  0 .414  3.5  24 


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