横浜―広島22回戦(横浜15勝7敗、6時、横浜、二万八千)
カープ40001010020―8 横 浜00021001221―9 (延長十一回)
●…広島は8―8の延長十一回、五番手菊地原が連打から無死 一、三塁とされ、駒田の左犠飛で、サヨナラ負けした。
試合は広島が主導権を握って進んだ。一回、先頭緒方の中越え本 塁打を口火に4点を先取。中盤には金本、緒方のソロ本塁打で加点 した。
しかし6―4の九回、佐々岡を継いだ沢崎が不調。石井琢に適時 打を浴びるなど、一死も取れずに降板。さらに遠藤が鈴木尚の中犠 飛で追いつかれた。
広島は6―6の延長十回、島の中前適時打と西山の中犠飛で2点 を挙げ、一度は勝ち越しに成功。だがその裏、駒田のソロ本塁打と 石井琢の左犠飛で再度同点とされたるなど、リリーフ陣が踏ん張り きれなかったのが誤算だった。
横浜は4安打のローズ、3打点の駒田ら、主軸の勝負強さが光り、連勝。(下手)
【写真説明】五回表、広島一死、金本が中越に30号となるソロホーマーを放つ
楽勝ムードが土壇場で暗転した。沢崎、遠藤、小山田が踏ん張れ ず、延長十一回に菊地原が捕まってサヨナラ負け。無死一、三塁、 駒田の左犠飛で敗戦が決まった瞬間、最後まで声援を送っていた左 翼席からメガホンが投げ込まれた。
ファンの怒りはもっともだ。ベンチは反省材料がいろいろとあ る。まず、延長十回、金本と江藤の連打で無死一、二塁。続く木村 は、初球をバントしたがファウル。三塁の正田コーチが耳打ちした 後、1―1からの3球目を打って出て左飛。どういうサインだった のか。あるいは出ていなかったのか。首をかしげるしかない。
続く島が、中前に切り返して金本が本塁を陥れた。外野からの本 塁送球で谷繁と金本が本塁で交錯した。江藤が当然、三塁を奪って いると思ったら二塁どまり。正田コーチの江藤への指示が、はっき りしていなかったようだ。
十回に奪った2点で勝利を呼び込めなかった遠因は九回にもあっ た。攻撃を終わって東出の代打町田を引っ込め、佐々岡の代打・新 井をそのまま一塁へ、島を右翼に回した。リードは2点。ここは、 はっきりと守備固めに入ったほうがよかった。
中途半端なベンチのさい配がすきを生み、試合の流れを自ら変え てしまったとしか言いようがない。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第24節・11日現在) 試 勝 敗 引 勝 残試 合 数 数 分 率 差 り合 1中 日 115 67 48 0 .583 − 20 2巨 人 116 64 52 0 .552 3.5 19 3横 浜 113 59 54 0 .522 3.5 22 4ヤクル 113 54 59 0 .478 5.0 22 5阪 神 118 53 65 0 .449 3.5 17 6広 島 115 48 67 0 .417 3.5 20



