横浜―広島23回戦(横浜15勝8敗、6時、横浜、二万四千)
カープ000310120―7 横 浜000100012―4
●…広島は緒方の2本塁打などで7点を奪い、高橋建が横浜の反 撃をしのいで逃げ切った。
広島は四回、集中打で三浦を攻略、主導権を握った。一死から金 本が中前打、二死後、前田の中前の当たりがワンバウンドで中根の 頭上を越える幸運な二塁打で先制。島、ディアスの長短打が続いて 3点を挙げた。五、七回は緒方が2打席連続ソロ本塁打。八回にも 戸叶から2点を奪って試合を決めた。15安打のうち12本が中堅中心 に流し打った打球。投球に逆らわない打撃が光った。
高橋建は直曲球を低めに集める丁寧な投球。谷繁の2ランなどで 4点を失ったが、粘り強く投げ切り、今季二度目の完投で3勝目を 飾った。(天野)
【写真説明】七回表、広島一死、緒方は中越えに2打席連続ソロ本塁打を放ち、プロ入り初の30本の大台をマーク
前夜は、送り出した若い投手が軒並み打ち込まれてのサヨナラ負 け。先のヤクルト戦では先発河野が勝利投手の権利目前の五回、一 気に崩れた。ここ数試合に限らないが、期待する若手の自滅が目に 付く。
「勝ち星がつくチャンスをみすみす逃すのはなぜ」と、大野コー チに聞いた。「マウンドで自分の力をいかに出し切るかではなく、 先に結果を考えてしまっている」。修羅場をくぐり抜けてきた経験 を下に精神的な弱さを口にした。「おれが抑え、勝ち星をもぎと る。それぐらいの気迫あふれる投手が出てほしい。結果を出 しても続かない」とも漏らした。
十二日は2勝目を挙げて以後、2試合続けて結果が出せない高橋 建が先発した。3点もらった直後の三回は1失点に踏ん張った。五 回の無死一塁は、進藤にファウルで粘られてカウント1―3。14球 を投じる苦しい場面だったが、けん制で走者を刺し、15球目で遊ゴ ロにとった。九回二死から2ランを浴びるなど詰めの甘さものぞか せたが、最後まで攻めの投球を失わなかったは何よりの収穫だ。
十二日、試合前の練習を最後に大下ヘッドコーチがチームを離れ た。あつれきもあったが、チームに求め続けた「戦う気持ち」は、 これから大きな「戦力」になるはずだし、そうしなければいけな い。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第24節終了・12日現在) 試 勝 敗 引 勝 残試 合 数 数 分 率 差り合 1 中 日 116 68 48 0 .586 ― 19 2 巨 人 117 65 52 0 .556 3.5 18 3 横 浜 114 59 55 0 .518 4.5 21 4 ヤクル 114 54 60 0 .474 5.0 21 5 阪 神 119 53 66 0 .445 3.5 16 6 広 島 116 49 67 0 .422 2.5 19



