広島―ヤクルト24回戦(ヤクルト13勝11敗、1時33分、広島、一 万)
ヤクル200020002―6 カープ000000200―2
●…広島は攻守に精彩を欠き、ヤクルトに連敗した。
約二カ月ぶりに登板した先発ミンチーが、出足でつまずいた。一 回、ぺタジーニの適時打と犠飛で2失点。五回には安打と四球など で招いた二死満塁から、またもペタジーニに2点適時打を浴び、こ の回で降板した。2点差に迫った九回には三番手の広池がスミスに 2ランを喫し、突き放された。
打線もヤクルト先発・川崎を打ちあぐね、六回までは3安打。七 回に島、新井、ディアスの3連続二塁打で2点を返したが、反撃も ここまで。八回途中からは山本、五十嵐のリレーにかわされた。
川崎は広島から3勝目を挙げ、今季5勝とした。(加納)
【写真説明】5回表、ヤクルト二死満塁、ペタジーニ(左)に中前2点適時打され、打球の行方を追うミンチー
ミンチーが5回で4点を失った。うち3点までをペタジーニにや られている。適時打はともに初球だった。相性の悪い相手で、しか も積極的に打ってくるタイプである。このあたりは軽率のそしりを 免れないが、登板が二カ月ぶりなので、いちがいに責めるわけにも いかないだろう。
久しぶりの登板となれば、早い回での援護が何より必要だが、そ れがさっばりだった。相手の川崎は制球、球の切れとも見事ではあ ったが、それが六回まで3安打のすべての理由とは思えなかった。 攻略するために何をすべきか、判然としなかった。
川崎の配球は右打者に例を引くと、懐へ速球系、外側にスライダ ー系といった具合で、その割合は半々といったところ。こうした場 合、肝心なのはどちらのコースに的を絞るかにある。それがなかっ たばかりに相手の心理を揺さぶれず、自在に操られる結果になっ た。
こうした相手の攻略法は、コーチの指示以前にそれぞれの打者が 自ら知恵を絞ることが必要とされる。それが形に出たのはようやく 七回だった。島が左翼へ、新井が右中間へ放った連続の二塁打。狙 いの確かさを裏付ける一打だった。ともに将来を担う若者が攻略へ の先陣となったが、これが早い時期に各打者にあれば、試合の流れ もまた違っていたことはまぎれもない。(中村忠雄)
◎セ・リーグ勝敗表(第25節・15日現在) 試 勝 敗 引 勝 残試 合 数 数 分 率 差 り合 1 中 日 118 68 50 0 .576 ― 17 2 巨 人 119 67 52 0 .563 1.5 16 3 横 浜 114 59 55 0 .518 5.5 21 4 ヤクル 116 56 60 0 .483 4.0 19 5 阪 神 119 53 66 0 .445 4.5 16 6 広 島 118 49 69 0 .415 3.5 17



