巨人―広島25回戦(巨人16勝9敗、6時、東京ドーム、五万五 千)
カープ002220100―7 巨 人000000010―1
●…広島は14安打で着実に得点を重ね、佐々岡が巨人打線を1点 に抑えて快勝した。佐々岡は14勝目。
先制したのは三回。先頭の緒方が左越え二塁打。東出の三前バン トが内野安打となって一、三塁。前田の二ゴロで緒方が生還し、金 本の左翼線二塁打で2点目。四回は緒方の中越え本塁打などで加点 し、三沢を攻略。五回、代わった西山から江藤が2点本塁打を放っ て試合を決めた。
佐々岡は三回二死満塁で清原を三振に退けてペースに乗った。八 回に松井の二塁打で1点を失ったが、速球とスライダーを主体に丁 寧な投球で完投勝利を飾った。
広島は50勝目。(天野)
【写真説明】巨人打線を1点に抑え、完投で14勝目を挙げて西山(左)とがっちり握手する佐々岡
逆転優勝へ負けられない巨人に、佐々岡があっさり完投勝ちし た。今年の佐々岡はすごい。一番の違いは、昨年までピンチでよく 感じた自信のなさが、すっかり影を潜めたことだ。
一回、一死二塁で松井、マルティネスを連続の空振り三振。三回 は二死二塁から松井、マルティネスを連続で歩かせた後の満塁か ら、清原を空振り三振。結果を見れば、自作自演の独り舞台であ る。
大変身の背景には、初球から勝負球を投じなければいけなかった ストッパーと違い、余裕を持って打者と対戦できることがあるのだ ろう。絶対に打たれてはいけないから、最少失点に抑えればいい。 それ以上に、マウンドでいかに自分の持てる力を出し切るか、に集 中している。
試合前、八月の月間MVPに選ばれた巨人の上原が表彰された。 14連勝中で最多勝争いのトップを走るすごい新人である。何より、 プロの先輩に名前負けせず、自分の力を信じて勝負しているのが18 勝につながっていると思う。
佐々岡は、上原に勝ち星で4差をつけられているものの、完投数 12で上原の11を上回った。持ち前の力に加え、経験を感じさせた佐 々岡のマウンドさばき。新人王に輝いた山内、沢崎や黒田、遠藤 らベンチに入っていた若手投手はどう感じただろうか。 (時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第25節・18日現在) 試 勝 敗 引 勝 残試 合 数 数 分 率 差 り合 1 中 日 121 71 50 0 .587 ― 14 2 巨 人 121 67 54 0 .554 4.0 14 3 横 浜 117 60 57 0 .513 5.0 18 4 ヤクル 118 58 60 0 .492 2.5 17 5 阪 神 122 53 69 0 .434 7.0 13 6 広 島 119 50 69 0 .420 1.5 16



