赤ヘル猛攻14安打 佐々岡仁王立ち

'99/9/18

巨人―広島25回戦(巨人16勝9敗、6時、東京ドーム、五万五 千)


カープ002220100―7 
巨 人000000010―1 
▽勝 佐々岡24試合14勝7敗
▽敗 三沢31試合5勝3敗
▽本塁打 緒方31号@(三沢)江藤27号A(西山)

●…広島は14安打で着実に得点を重ね、佐々岡が巨人打線を1点 に抑えて快勝した。佐々岡は14勝目。

先制したのは三回。先頭の緒方が左越え二塁打。東出の三前バン トが内野安打となって一、三塁。前田の二ゴロで緒方が生還し、金 本の左翼線二塁打で2点目。四回は緒方の中越え本塁打などで加点 し、三沢を攻略。五回、代わった西山から江藤が2点本塁打を放っ て試合を決めた。

佐々岡は三回二死満塁で清原を三振に退けてペースに乗った。八 回に松井の二塁打で1点を失ったが、速球とスライダーを主体に丁 寧な投球で完投勝利を飾った。

広島は50勝目。(天野)

【写真説明】巨人打線を1点に抑え、完投で14勝目を挙げて西山(左)とがっちり握手する佐々岡

▽球炎 味な投球術 若手も学べ

逆転優勝へ負けられない巨人に、佐々岡があっさり完投勝ちし た。今年の佐々岡はすごい。一番の違いは、昨年までピンチでよく 感じた自信のなさが、すっかり影を潜めたことだ。

一回、一死二塁で松井、マルティネスを連続の空振り三振。三回 は二死二塁から松井、マルティネスを連続で歩かせた後の満塁か ら、清原を空振り三振。結果を見れば、自作自演の独り舞台であ る。

大変身の背景には、初球から勝負球を投じなければいけなかった ストッパーと違い、余裕を持って打者と対戦できることがあるのだ ろう。絶対に打たれてはいけないから、最少失点に抑えればいい。 それ以上に、マウンドでいかに自分の持てる力を出し切るか、に集 中している。

試合前、八月の月間MVPに選ばれた巨人の上原が表彰された。 14連勝中で最多勝争いのトップを走るすごい新人である。何より、 プロの先輩に名前負けせず、自分の力を信じて勝負しているのが18 勝につながっていると思う。

佐々岡は、上原に勝ち星で4差をつけられているものの、完投数 12で上原の11を上回った。持ち前の力に加え、経験を感じさせた佐 々岡のマウンドさばき。新人王に輝いた山内、沢崎や黒田、遠藤 らベンチに入っていた若手投手はどう感じただろうか。 (時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第25節・18日現在)

試 勝 敗 引 勝    残試 
合 数 数 分 率  差 り合 
1 中 日 121 71 50 0 .587  ―  14 
2 巨 人 121 67 54 0 .554 4.0  14 
3 横 浜 117 60 57 0 .513 5.0  18 
4 ヤクル 118 58 60 0 .492 2.5  17 
5 阪 神 122 53 69 0 .434 7.0  13 
6 広 島 119 50 69 0 .420 1.5  16 


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