横山 終回の悪夢/広島70敗

'99/9/19

巨人―広島26回戦(巨人17勝9敗、6時1分、東京ドーム、五万 五千)            


カープ111000000―3 
巨 人000200011―4 
▽勝 槙原43試合3勝3敗23S 
▽敗 横山20試合4勝4敗   
▽本塁打 緒方32号@(河原)石井11号A(横山)二岡16号@(横 山)

●…広島は今季五度目のサヨナラ負けで70敗目。3―3の九回一 死、先発の横山が二岡に右中間へ決勝本塁打を喫した。

先制点は広島。一回、緒方が左へ本塁打。二回には江藤、島の連 続二塁打で1点を追加し、三回にも前田の右越えの適時二塁打で3 点目。巨人先発の河原を攻略した。

横山は四回、石井に2ランを浴び、八回一死三塁から松井の右前 適時打で3―3とされ、九回に沈んだ。七回まで巨人打線を3安打 に抑えるなど、好投していただけに中盤以降、打線の援護がなかっ たのが悔やまれた。

巨人は二番手の岡島以下、リリーフ陣の好投が逆転劇を呼び込 み、首位中日とのゲーム差を3に縮めた。(下手)

【写真説明】粘投が報われず、九回裏、一死から二岡にサヨナラ本塁打を浴び、肩を落としてベンチに戻る横山

▽画竜点睛を欠いたベンチ

来季をにらんだ起用だったろう。巨人戦初先発の横山である。大 方の予想は今季、巨人からプロ初完投、初完封を飾っている高橋建 だった。横山は来季の先発の軸と期待する右腕。ベンチは巨人に先 発させておきたかったに違いない。

横山は伸びのある直球とブレーキ鋭いカーブを主体に、8回まで 5安打、3失点。四回に失投を石井に2ラン、八回は松井に同点打 を許した。それでも、六、七回のピンチをしのぎ、八回も同点後の 一死一塁からマルティネス、石井の主軸を抑えた。このまま終わっ ていれば、横山には大きな自信になり、ベンチも来季への大きな手 ごたえとなっていただろう。

そう、うまくことが運ばないのが勝負の世界。九回一死から、二 岡にサヨナラ本塁打を浴びた。それまでの3打席を無安打2三振と 抑えていた。巨人の攻撃が下位打線に回ることに加え、沢崎ら中継 ぎ陣への不安もあったと思う。しかし、横山はルーズショルダーと いう爆弾を抱えており、ベンチは無理をさせられなかったはずだ。

横山を代える機会もあった。九回の先頭打者は横山。続く緒方が 当たっているだけに、代打を送って勝ち越しを狙っていい場面だっ た。画竜点睛(がりゅうてんせい)を欠いた、横山続投。ベンチの 「ご苦労さん」の一言がほしかった。(時永彰治

◎セ・リーグ勝敗表(第25節終了・19日現在)

試 勝 敗 引  勝   残試 
合 数 数 分  率  差り合 
1 中 日 122 71 51  0 .582  ― 13 
2 巨 人 122 68 54  0 .557  3.0 13 
3 横 浜 118 61 57  0 .517  5.0 17 
4 ヤクル 119 59 60  0 .496  2.5 16 
5 阪 神 123 53 70  0 .431  8.0 12 
6 広 島 120 50 70  0 .417  1.5 15 


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