巨人―広島26回戦(巨人17勝9敗、6時1分、東京ドーム、五万 五千)
カープ111000000―3 巨 人000200011―4
●…広島は今季五度目のサヨナラ負けで70敗目。3―3の九回一 死、先発の横山が二岡に右中間へ決勝本塁打を喫した。
先制点は広島。一回、緒方が左へ本塁打。二回には江藤、島の連 続二塁打で1点を追加し、三回にも前田の右越えの適時二塁打で3 点目。巨人先発の河原を攻略した。
横山は四回、石井に2ランを浴び、八回一死三塁から松井の右前 適時打で3―3とされ、九回に沈んだ。七回まで巨人打線を3安打 に抑えるなど、好投していただけに中盤以降、打線の援護がなかっ たのが悔やまれた。
巨人は二番手の岡島以下、リリーフ陣の好投が逆転劇を呼び込 み、首位中日とのゲーム差を3に縮めた。(下手)
【写真説明】粘投が報われず、九回裏、一死から二岡にサヨナラ本塁打を浴び、肩を落としてベンチに戻る横山
来季をにらんだ起用だったろう。巨人戦初先発の横山である。大 方の予想は今季、巨人からプロ初完投、初完封を飾っている高橋建 だった。横山は来季の先発の軸と期待する右腕。ベンチは巨人に先 発させておきたかったに違いない。
横山は伸びのある直球とブレーキ鋭いカーブを主体に、8回まで 5安打、3失点。四回に失投を石井に2ラン、八回は松井に同点打 を許した。それでも、六、七回のピンチをしのぎ、八回も同点後の 一死一塁からマルティネス、石井の主軸を抑えた。このまま終わっ ていれば、横山には大きな自信になり、ベンチも来季への大きな手 ごたえとなっていただろう。
そう、うまくことが運ばないのが勝負の世界。九回一死から、二 岡にサヨナラ本塁打を浴びた。それまでの3打席を無安打2三振と 抑えていた。巨人の攻撃が下位打線に回ることに加え、沢崎ら中継 ぎ陣への不安もあったと思う。しかし、横山はルーズショルダーと いう爆弾を抱えており、ベンチは無理をさせられなかったはずだ。
横山を代える機会もあった。九回の先頭打者は横山。続く緒方が 当たっているだけに、代打を送って勝ち越しを狙っていい場面だっ た。画竜点睛(がりゅうてんせい)を欠いた、横山続投。ベンチの 「ご苦労さん」の一言がほしかった。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第25節終了・19日現在) 試 勝 敗 引 勝 残試 合 数 数 分 率 差り合 1 中 日 122 71 51 0 .582 ― 13 2 巨 人 122 68 54 0 .557 3.0 13 3 横 浜 118 61 57 0 .517 5.0 17 4 ヤクル 119 59 60 0 .496 2.5 16 5 阪 神 123 53 70 0 .431 8.0 12 6 広 島 120 50 70 0 .417 1.5 15



