中日―広島25回戦(広島14勝11敗、6時20分、ナゴヤドーム、四 万五百)
カープ000000000―0 中 日00012230×―8
●…広島は投、攻、守ともに雑な内容で、中日に零封負けした。
先制点を許したのは四回。一死二、三塁から井上の二ゴロの間に 1点を失った。五回には先発の高橋建が制球を乱し、押し出しを含 む3四球で降板。さらに無死満塁から二番手小山田がゴメスを投ゴロ併殺 に仕留めたが、一塁新井の失策が絡み、三塁走者に生還された。中 盤以降も遠藤、山内が計5失点するなど、中継ぎ陣もいまひとつだっ た。
打線は中日先発の野口に四回まで無安打。以後は二度あった得点 機も生かせず、5安打完封を喫した。ボールが先行し、苦しんでい た立ち上がりを攻略できなかったのが響いた。
中日はマジック10。野口は17勝目。(下手)
【写真説明】五回裏、中日、無死満塁、ゴメスの投ゴロ併殺打でアウトカウントを間違う失策で3点目を許し、小山田(右)に謝る新井
中日は優勝争いのさなかにいる。こうした相手から学ぶことは数多 い。広島の各選手も戦う姿勢で見劣りはしなかった。ただし、それ も序盤まで。以後は相手側に振り回され続けたが、その根は ヘマとウカツということになろうか。
好例は五回の守りである。高橋建は先頭の投手・野口を簡単に歩 かせた。後が安打と四球で無死満塁と、のっぴきならない羽目に陥 った。ここで福留に押し出し四球である。場数もかなり踏んでいる 男が、カウント2―0と絶対有利に運んだ揚げ句だけに、ベンチも たまらなかったろう。
直後に救援の小山田が、怖いゴメスを投ゴロに仕留め捕手、一塁 と球が転送されての併殺、一気に二死とした。ところが 送球を受 けた新井がアウトカウントを間違え、相手の一塁ベースコーチに球 を投げて追加点を与える羽目になった。
そこから試合の流れを中日側に大きく持ち去られたが、打線が早 い時期に援護していたら、そんなミスはなかったかもしれない。相 手の野口は慎重すぎて、本来の内容ではなかった。なのにゼロ行進 で終了である。これも低めの球にやたらと手を出した結果だろう。 工夫のなさは内野ゴロが実に17個で知れる。敗戦の中にも来季への 手土産が一つや二つはあるものだが、この夜ばかりはさっぱりであ った。(中村忠雄)
◎セ・リーグ勝敗表(第26節・21日現在) 試 勝 敗 引 勝 合 数 数 分 率 差 1 中 日 123 72 51 0 .585 ― 2 巨 人 123 69 54 0 .561 3.0 3 横 浜 118 61 57 0 .517 5.5 4 ヤクル 119 59 60 0 .496 2.5 5 阪 神 124 53 71 0 .427 8.5 6 広 島 121 50 71 0 .413 1.5



