黒田、7回に捕まる 緒方33号

'99/9/23

中日―広島最終戦(広島14勝13敗、6時20分、ナゴヤドーム、四 万五百)


カープ100000000―1
中 日00000030×―3
▽勝 岩瀬61試合9勝2敗1S
▽S 宣35試合2敗25S
▽敗 黒田19試合4勝7敗
▽本塁打 緒方33号@(前田)井上9号B(黒田)

●…広島は、逆転負けで4連敗した。

1―0の七回、先発の黒田が捕まった。立浪、山崎の連打から無 死一、二塁とされ、井上に右越えの3ランを浴びた。この日の黒田 は球に力があり、最高球速は151キロ。中日打線を六回まで4安 打0点に抑えていただけに、悔やまれる1球となった。

広島は一回、先頭の緒方が中日・先発前田の初球を右へソロ本塁 打し、先制。だが、その後は立ち直った前田と、六回から救援の岩 瀬を打ちあぐんだ。結局、追加点を奪えず、黒田の好投に報えなか った。

勝利への執念が実った中日は、九回も落合―サムソン―宣の万全 の継投で3連勝。(下手)

【写真説明】七回裏、中日無死一、二塁、好投を続けていた黒田(左)は、井上に逆転の3ランを浴びる

▽球炎 好投の内容を吟味して

前夜までの2試合を見る限り、広島の投手陣は破滅状態だった。 なにせ、2試合合わせて実に32長短打の20失点である。だから、こ の夜はまず先発投手がどこまで耐えられるか、さらに打線がどれほ ど援護できるかにかかっていた。

打線は3連戦で初めて先制した。出足でいきなり緒方の一発。こ れで勢いに乗ると見ていたが、後はさっぱり。五回以降は相手の小 刻みな継投に、まるでまな板のコイといった趣だった。相手側の状 態がよかったのは確かでも、少しばかり芸がないような気がした。

それがもとで終盤には黒田が、井上に3ランを浴びての逆転負け である。カウント2―1からの球速146kの球だったが、この1 球を一概に責めるわけにもいかないだろう。むしろ、ここまでよく 耐えたと言いたい。常に走者を一人出せば逆転という恐怖に脅かさ れる中でのことである。

過去には何度か結果を恐れて持ち味を失ったが、この夜は自分の 力を全面的に押し出すことに集中した。それが6回を内野安打3を 含む4安打で通過した背景であったろう。

逆転の一発には無論、反省の必要があるが、それ以前の重圧を押 し退けての好結果がどこにあったかも、併せて吟味することが大切 だろう。それが自身を一層たくましくする道ではなかろうか。(中 村忠雄)

◎セ・リーグ勝敗表(第26節・23日現在)

試 勝 敗 引  勝    残試
合 数 数 分  率  差 り合
1 中 日 125 74 51  0 .592  ― 10
2 巨 人 125 71 54  0 .568  3.0 10
3 横 浜 119 62 57  0 .521  6.0  16
4 ヤクル 120 59 61  0 .492  3.5 15
5 阪 神 126 53 73  0 .421  9.0   9
6 広 島 123 50 73  0 .407  1.5 12


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