広島―横浜24回戦(横浜16勝8敗、6時22分、広島、一万)
横 浜011000052―9 カープ301000000―4
●…広島は2点リードの八回、先発の佐々岡が駒田に同点2ラン を浴びると、以後も2安打の二死一、二塁から代打ポゾに左中間へ 打ち込まれて逆転負け。5連敗を喫した。
佐々岡は序盤、球道が定かでなく、駒田の適時打などで2点を失 った。以後はリズムを取り戻し、七回までは無安打で通過した。そ れだけに八回が惜しまれる。投げ急ぎが原因で、2発はともに初球 だった。
打線は一回に安打と四球の二死一、二塁から、前田の右への3ラ ンで先行。三回には緒方の34号ソロで2点差とした。四回以降は調 子を戻した斎藤隆と救援陣に矛先をかわされ、1安打に終わった。 (中村忠)
【写真説明】八回表、横浜二死一、二塁、代打ポゾに左中間へ勝ち越しの3ランを喫した佐々岡
ある人に「今のカープの魅力は?」と聞かれ、返答に困った。首 位中日との3連戦では、黒田が好投したものの3連敗。しかも、巨 人戦のサヨナラ負けから4連敗中で、最下位に沈んだままだ。それ でも、スタンドは熱心なファン一万人が駆けつけた。
打って、走って、守って。リードを許していても、ネバー・ギブ ・アップ。選手もベンチもあきらめることなく、前向きのプレーを 続ける。そんな真剣な姿勢が、ファンの気持ちをつかんできたと思 う。
試合は一回に前田が先制3ラン。三回には緒方のソロが飛び出し た。三回までに2点を失った佐々岡も、四回から立ち直った。打つ べく人が打ち、投げる人が投げる。勝ちパターンの試合展開も、八 回に頼みの佐々岡が2本塁打を浴びて簡単にひっくり返るのだか ら、勝負は分からない。
広島が逆転された直後、福岡ドームではダイエーが初優勝を決 め、王監督が宙に舞っていた。巨人監督時代の一九八七(昭和六十 二)年、優勝が広島の宿舎で決まり、取材に行った記憶がよみがえ った。
感激で顔をくしゃくしゃにした王監督。こちらも胸が熱くなっ た。広島が優勝から見放されてもう八年。選手もベンチも何とか、 の思いは強いに違いない。熱い思いを味わいたい。ファンも同じ思 いだからこそ、応援し続けているはずだ。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第26節・25日現在) 試 勝 敗 引 勝 残試 合 数 数 分 率 差 り合 1 中 日 126 75 51 0 .595 ― 9 2 巨 人 127 72 55 0 .567 3.5 8 3 横 浜 120 63 57 0 .525 5.5 15 4 ヤクル 122 60 62 0 .492 4.0 13 5 阪 神 127 53 74 0 .417 9.5 8 6 広 島 124 50 74 0 .403 1.5 11



