広島―横浜25回戦(横浜16勝9敗、1時31分、広島、九千)
横 浜200100000―3 カープ002000011―4
●…広島は同点の九回、救援の河原を攻め、安打と死球の一死か ら重盗を決めて二、三塁と好機を膨らませた。ここで代打の山田潤 が、三番手の五十嵐から内野安打を奪って、今季三度目のサヨナラ 勝ち。連敗を5で止めた。
先発の河野は一回、安打と2四球の二死満塁で、佐伯に中前適時 打を浴びて2点を先行された。同点とした直後の四回には、佐伯に 右中間へ一発を喫して再び勝ち越しを許した。
打線は三回、金本の左への2ランで同点。以後は三浦の緩急に苦 しんだが、八回に四球と金本の安打で得た一死一、三塁から、前田 の中前適時打で横一線とした。八回からの2回を1安打に抑えた小 林幹が六月六日以来の白星で3勝目。(中村忠)
【写真説明】九回裏、広島一死二、三塁、投前にサヨナラ安打を放ち、ナインの手洗い祝福を受ける山田潤(中央)
やはり、勝利はいいものだ。しかも、土壇場の九回、代打山田潤 の投手内野安打で劇的なサヨナラ勝ち。グラウンドではじけるナイ ン。スタンドで歓声をあげるファン。広島市民球場がこんなに盛り 上がったのは、本当に久々である。
この回、先頭野村が中前打で出塁。代走福地がサヨナラ勝ちへの 伏線だった。倉の死球で無死一、二塁。送りバント失敗で一死とな ったものの、山田潤への2球目に福地が三塁にヘッドスライディン グ。倉も二塁を奪った。「重盗」。プレッシャーの中でベンチのサ インに若手が見事にこたえたのが、最高の勝利として実を結んだ。
サヨナラの本塁を踏んだ福地は、昨年まで三年連続でウエスタン ・リーグの盗塁王。これまでチャンスをもらいながら、一軍ではな かなか結果を出せないでいた。二十三日の中日27回戦(ナゴヤドー ム)でプロ初盗塁を決めたのが自信となり、難しい場面での三盗成 功につながった。
達川監督の目指す広島野球がシーズン終了間際とはいえ、若い力 でできたのは収穫だ。バントを失敗した代打玉木朋も含め、明日に つながる貴重な経験となったはずだ。
季節は実りの秋。苦しみながらも根を張り、伸ばした枝には、来 季を期待させる「つぼみ」が着実に膨らんできている。(時永彰治)
●…八、九回を1安打に抑え、六月六日以来の勝ち星を手にした 小林幹。「細かいことを考えず、強く腕を振ることだけを心掛け た」と声を弾ませた。
「ブルペンから走っていた」という直球を主体に横浜打線を抑え 込んだ。九回は、ここまで3打点の佐伯、前日に決勝アーチを放っ た代打ポゾを三振に切って取った。達川監督も「幹英が踏ん張った のが大きな勝因。球の切れが戻ってきとるね」とほほを緩めた。
◎セ・リーグ勝敗表(第26節終了・26日現在) 試 勝 敗 引 勝 残試 合 数 数 分 率 差り合 @中 日 127 76 51 0 .598 − 8 A巨 人 128 73 55 0 .570 3.5 7 B横 浜 121 63 58 0 .521 6.5 14 Cヤクル 123 60 63 0 .488 4.0 12 D阪 神 128 53 75 0 .414 9.5 7 E広 島 125 51 74 0 .408 0.5 10



