横山5勝目 39日ぶり5位

'99/9/28

広島―阪神24回戦(阪神15勝9敗、6時21分、広島、八千)


阪 神000100100―2 
カープ00020100×―3 
▽勝 横山21試合5勝4敗 
▽S 小林幹31試合3勝6敗8S 
▽敗 吉田豊20試合2勝8敗 
▽本塁打 大豊17号@(横山)緒方35号@(吉田豊)

●…5位争い第1ラウンドは広島が阪神に競り勝ち、八月二十 日以来三十九日ぶりの5位に浮上した。

四回、大豊のソロ本塁打で先制された広島は、その裏一死から、 緒方の四球と金本の中前打で一、三塁とし、吉田豊の暴投で難なく 同点。さらに前田の中前適時打で金本を迎え入れ、勝ち越しに成功 した。六回には先頭の緒方が右中間スタンドに運び、突き放した。

先発横山は瀬戸の好リードで7回を5安打、2失点で切り抜け、 三カ月半ぶりの5勝目。救援の小林幹も2回を1安打に抑え、四カ 月ぶりのセーブを挙げた。

阪神は球団ワーストタイ記録の12連敗。(竹林)

【写真説明】7回2失点で、3カ月半ぶりの5勝目を挙げた横山

▽球炎 足の威力 緒方が証明

広島ベンチとしては褒めたい選手が多かったろう。先発の横山が そうなら、金本、前田もそうだろう。一発を奪った緒方も例外では ない。ただし、勝利への流れを引き込んだ功労者はだれかと問わ れたら、緒方ということになる。

打線は速球と変化球の配合が巧みな吉田豊に、序盤は無安打であ った。こんな流れの際には先手を取られるのが怖い。具合の悪いこ とに大豊の一発で先を越された。広島の攻めが輝いたのは、その直 後である。

緒方が一死からのフルカウントで、外角際どい球を見定めた四球 が逆転劇の引き金になった。ここで果敢に二盗である。続く金本が チーム打撃に徹した。内角球を中前に切り返しての一、三塁。さら に前田の2球目が暴投で横一線である。

問題は暴投がどこに根差していたかにある。前田は吉田豊との相 性がいい。一塁走者の金本には足がある。走られるのが怖いし、打 たれたくない。吉田豊の心理が揺れ動いていたことは確かだろう。 そのきっかけとなったのが、先にあった緒方の二盗であったことは 紛れもない。直後に前田の技ありの適時打と、一気に打線の輪が広 がった。

今季は主力選手に故障やけがが多く、チームが持ち味としてきた 足技が薄れていた。その足技がどれほどのものかは、この夜の勝利 を見るまでもない。(中村忠雄

◎セ・リーグ勝敗表(第27節・28日現在)

試 勝 敗 引  勝   残試
合 数 数 分  率  差り合
1 中 日 128 77 51  0 .602  ―  7
2 巨 人 129 73 56  0 .566  4.5  6
3 横 浜 122 64 58  0 .525  5.5 13
4 ヤクル 124 60 64  0 .484  5.0 11
5 広 島 126 52 74  0 .413  9.0  9
6 阪 神 129 53 76  0 .411  0.5  6


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