広島―阪神25回戦(阪神16勝9敗、6時21分、広島、八千)
阪 神000231201002―11 カープ600110100000―9
●…広島は9―9の延長十二回に力尽きた。七番手長谷川が一死 二、三塁から塩谷に右前に適時打され、さらに新庄にも適時打を喫 し2失点。再び最下位に転落した。
広島は一回、金本の2点二塁打と、前田、高橋建、野村の適時打 でこの回一挙6点を先制。ワンサイドゲームが予想された。
だが、先発の高橋建が大豊と吉本に2ランを浴びるなど、五回途 中降板。8―6の七回には五番手山内が桧山の適時打などで同点と された。8―8の七回、広島は代打島の投前適時打で勝ち越したが 九回、小林幹が今岡にソロ本塁打を浴び、再度同点に。投手陣の乱 調に加え、延長での二度のバント失敗が響いた。
阪神の連敗は12でストップ。福原は10勝目。 (下手)
【写真説明】七回裏、広島二死一、三塁、代打島が、いったん9―8と勝ち越す投前安打を放つ
広島の打線がいきなり弾んだ。何と7長短打で一挙の6点。阪神 のミラーは195センチの長身をフルに使って投げ込むタイプ。しかも 145キロ前後と球威がある。配球の軸は当然のことながら速球で、 出足はその球が主体だった。こうした相手には打球の方向などを考 えると力負けする。速球に的を絞ってバットを振り切るのが得策と される。それを地でいった結果のビッグイニングだった。
こうなれば高橋建の気持ちが弾まないわけがない。理由は味方の 大量点だけではなかった。出足の攻めには本人も参加していたから である。二死満塁でのバント安打がそれだった。事実、序盤のマウ ンドさばきは球に自分の意思を伝え、左の指先に気持ちを集中して 見事だった。
ところが結果は勝利を手中にするどころか、5回と持たずの降板 である。大豊に喫した2ランは、今が盛りの相手なのでまだ救いは あった。問題は一発を浴びたことに対する気持ちの切り替え。点差 からしても十分に可能と思えたが、次の回には3失点である。
代打吉本の2ランはカウント0―2後の速球だが、ストライクの 入らない時には速球でとなれば、打者に手の内を読まれて当然。結 局、高橋建の降板が乱戦の引き金となり、揚げ句は敗戦である。ベ ンチの思いはどんなものであったか。(中村忠雄)
◎セ・リーグ勝敗表(第27節・29日現在) 試 勝 敗 引 勝 残試 合 数 数 分 率 差 り合 @中 日 129 78 51 0 .605 6 A巨 人 130 73 57 0 .562 5.5 5 B横 浜 123 65 58 0 .528 4.5 12 Cヤクル 125 60 65 0 .480 6.0 10 D阪 神 130 54 76 0 .415 8.5 5 E広 島 127 52 75 0 .409 0.5 8
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