7投手総崩れ 12回力尽きる

'99/9/29

広島―阪神25回戦(阪神16勝9敗、6時21分、広島、八千)


阪 神000231201002―11 
カープ600110100000―9 
▽勝 福原53試合10勝7敗9S
▽敗 長谷川9試合1勝3敗 
▽本塁打 大豊18号A(高橋建)吉本1号A(高橋建)広池1号@(部坂)今岡6号@(小林幹)

●…広島は9―9の延長十二回に力尽きた。七番手長谷川が一死 二、三塁から塩谷に右前に適時打され、さらに新庄にも適時打を喫 し2失点。再び最下位に転落した。

広島は一回、金本の2点二塁打と、前田、高橋建、野村の適時打 でこの回一挙6点を先制。ワンサイドゲームが予想された。

だが、先発の高橋建が大豊と吉本に2ランを浴びるなど、五回途 中降板。8―6の七回には五番手山内が桧山の適時打などで同点と された。8―8の七回、広島は代打島の投前適時打で勝ち越したが 九回、小林幹が今岡にソロ本塁打を浴び、再度同点に。投手陣の乱 調に加え、延長での二度のバント失敗が響いた。

阪神の連敗は12でストップ。福原は10勝目。   (下手)

【写真説明】七回裏、広島二死一、三塁、代打島が、いったん9―8と勝ち越す投前安打を放つ

▽球炎 恵まれて…KO残念

広島の打線がいきなり弾んだ。何と7長短打で一挙の6点。阪神 のミラーは195センチの長身をフルに使って投げ込むタイプ。しかも 145キロ前後と球威がある。配球の軸は当然のことながら速球で、 出足はその球が主体だった。こうした相手には打球の方向などを考 えると力負けする。速球に的を絞ってバットを振り切るのが得策と される。それを地でいった結果のビッグイニングだった。

こうなれば高橋建の気持ちが弾まないわけがない。理由は味方の 大量点だけではなかった。出足の攻めには本人も参加していたから である。二死満塁でのバント安打がそれだった。事実、序盤のマウ ンドさばきは球に自分の意思を伝え、左の指先に気持ちを集中して 見事だった。

ところが結果は勝利を手中にするどころか、5回と持たずの降板 である。大豊に喫した2ランは、今が盛りの相手なのでまだ救いは あった。問題は一発を浴びたことに対する気持ちの切り替え。点差 からしても十分に可能と思えたが、次の回には3失点である。

代打吉本の2ランはカウント0―2後の速球だが、ストライクの 入らない時には速球でとなれば、打者に手の内を読まれて当然。結 局、高橋建の降板が乱戦の引き金となり、揚げ句は敗戦である。ベ ンチの思いはどんなものであったか。(中村忠雄)


◎セ・リーグ勝敗表(第27節・29日現在)

試 勝 敗 引 勝    残試
合 数 数 分 率  差 り合
@中 日 129 78 51 0 .605     6
A巨 人 130 73 57 0 .562 5.5  5
B横 浜 123 65 58 0 .528 4.5  12
Cヤクル 125 60 65 0 .480 6.0  10
D阪 神 130 54 76 0 .415 8.5  5
E広 島 127 52 75 0 .409 0.5  8


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