広島―阪神最終戦(阪神16勝11敗、6時22分、広島、八千)
阪 神100000000―1 カープ00020000×―2
●…5位争いの直接対決最終ラウンドは広島が競り勝った。
打線は0―1の四回、制球に苦しむ湯舟を捕らえた。先頭野々垣 の四球、西山の左翼線二塁打を足場に得た一死二、三塁から、緒方 の中前適時打で同点。続く木村の四球で満塁とした後、金本の押し 出し四球で勝ち越しに成功した。
先発の佐々岡は一回、失策からあっさり先制点を許した。四回ま では毎回走者を背負う苦しい投球も、終わって見れば11奪三振。両 リーグトップの今季十二度目の完投勝ちで、八年ぶりの15勝に花を 添えた。
阪神は、大豊の球団新となる26試合連続安打で先制したが、先発 湯舟の独り相撲で逆転負け。(佐藤)
【写真説明】完投で15勝目を挙げ、同点打の緒方(右)とタッチして喜ぶ佐々岡
十月に入り、すっかり秋の気配。一日は衣替えの日とあって、ス タンドのファンも長そでが目立った。世の中が変わったように、マ ウンドの佐々岡も前後半で大きな変化を見せた。
一回、二死から失策をきっかけに、あっさり1点を失った時はど うなることかと思った。四回まではアップアップの投球。それでも 最少失点にくい止めたあたりに、ここまで14勝している力を感じさ せはした。
その佐々岡が五回から急にエースに戻った。四回までわずか1個 だった三振が、五回以降は毎回の10個。圧巻は六回だった。一死 二、三塁のピンチを招いたが、後続を連続三振。この回の3アウト は、すべて三振だった。
四回裏の逆転が分岐点だった。しかも、逃げの投球で逆転の押し 出し四球を与えた阪神・湯舟が反面教師となったはずだ。速球を主 体にグイグイと攻めた。前半のハラハラ、ドキドキから一転しての 三振ショーにファンもワクワクした。試合をつくるのは投手。前夜 の黒田に続いて佐々岡も実感させてくれた。
連勝で今季の勝ち星が54となり、残り6試合に全敗しても勝率は 4割。一九七二年(勝率3割9分5厘)以来の3割台を何とか免れ た。白星を積み重ねて最下位もクリアしたい。残り試合は少ない が、黒田、佐々岡に続く投手を見たい。(時永彰治)
◎セ・リーグ勝敗表(第27節・1日現在) 試 勝 敗 引 勝 残試 合 数 数 分 率 差 り合 1 中 日 130 79 51 0 .608 優勝 5 2 巨 人 131 73 58 0 .557 6.5 4 3 横 浜 124 66 58 0 .532 3.5 11 4 ヤクル 126 60 66 0 .476 7.0 9 5 広 島 129 54 75 0 .419 7.5 6 6 阪 神 132 54 78 0 .409 1.5 3



