玉木重踏ん張れず

'99/10/3

広島―ヤクルト25回戦(ヤクルト14勝11敗、1時31分、広島、八 千)


ヤクル200000022―6 
カープ011000000―2 
▽勝 山部27試合6勝6敗   
▽S 五十嵐34試合5勝4敗1S
▽敗 玉木重38試合3勝3敗  

●…広島はヤクルト戦の三年連続の負け越しが決まり、今季の5 位以下が確定した。

2―2の八回、広島の三番手玉木重がつかまった。高橋智、岩村 の連打などから一死満塁とされ、真中に甘い初球を2点適時打さ れ、勝ち越しを許した。さらに九回にも古田の適時打などでダメを 押された。

一回、古田と高橋智の連続適時打で2点を先制された広島は、二 回二死一塁から、新井の右中間二塁打と打球を処理した中堅の失策 が絡んで、ディアスが一塁から生還。三回には前田の左犠飛で追い 付いたが、先発山部を攻略し切れなかったのが痛かった。

ヤクルトは広島戦3連勝。山部は広島から4勝目。(下手)

【写真説明】八回に勝ち越し点を許し、九回、先頭打者に安打され、マウンドを降りる玉木重(左から2人目)

▽球炎 一つのプレー大切に

この日、内野手の先発メンバーは右から新井、東出、ディアス、 木村。外野手は右から前田、緒方、金本。フレッシュとレギュラー の好対照の布陣だった。来季に向けて、ディアスを除く若い内野手 がどんな守りを見せるか。勝敗とともに、注目した。

なぜなら「鉄壁の守備」を掲げた今季の失策数は、この試合が始 まる前まで105個で12球団ワースト。三けた失策は、セリーグでは一九九六年の中日(100個)が記録して以来。広島は実に六 九年に101個をマークして以来、三十年ぶりである。しかも、内 野手では野村、ディアスが各17個、江藤が11個。総失策数の三分の 一以上を三人が犯していたからだ。

八回まで無難に無失策でクリアしたが、破たんは、九回に飛び出 した。二死二塁から、三塁手の木村が高いバウンドの打球を間に合 わない一塁に高投。ボールがファウルグラウンドを転々とする間 に、二塁走者の生還を許した。

打者走者の足など状況を頭に入れ、最善のプレーを瞬時に判断で きないといけない場面。若さが出た、経験不足が出た、ではすまさ れないし、それでは明日は切り開けない。

チームは、投手も野手も若手に切り替えを図らなければいけない 過渡期にある。それだけに、一つ一つのプレーを大事にしたい。(時永彰治)

◎セ・リーグ勝敗表(第27節・3日現在)

試 勝 敗 引  勝   
合 数 数 分  率  差
1 中 日 132 80 52 0 .606  ―
2 巨 人 131 73 58 0 .557 6.5
3 横 浜 126 67 59 0 .532 3.5
4 ヤクル 127 61 66 0 .480 6.5
5 広 島 130 54 76 0 .415 8.5
6 阪 神 132 54 78 0 .409 1.0


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