今季最終戦 横山が初完封で締める

'99/10/12

広島―巨人最終戦(巨人17勝10敗、6時22分、広島、一万五千)


巨 人000000000―0 
カープ00003000×―3 
▽勝 横山23試合7勝4敗   
▽敗 入来祐31試合1勝6敗  
▽本塁打 野村6号A(入来祐)金本34号@(入来祐)

●…広島が今季最終戦を飾った。

巨人先発の入来祐の前に四回まで0点に抑えられていた広島は五 回、一発攻勢を見せた。四球と犠打で二死二塁とし、代打野村が右 越えに先制2ランを運んだ。続く金本がカウント2―3からの直球 を右翼席にソロ本塁打し、この回3点を奪った。

広島先発の横山はカーブ、フォークを決め球に緩急をつけた投球 で巨人打線をほんろう。味方の先制点と堅い守りにも助けられ、9 回を投げ切り、6安打無失点、9奪三振。三塁を踏ませず、プロ初 完封で7勝目を挙げた。

巨人は2位で全日程を終了。松井に本塁打は出ず、トップのペタ ジーニに追い付けなかった。 (下手)

【写真説明】今季最終戦をプロ入り初完封で飾り、7勝目を挙げた横山

▽球炎 勝つ難しさ感じた今季

135試合目。達川体制一年目で期待が大きかった分、ファンに も、ベンチにも、選手にも長い、長いシーズンだった。

今季最終戦の先発メンバーに野村、西山の名前はなく、前田、江 藤も途中で退いた。野村、西山も代打で出場したが、最後まで出場 した主力は緒方、金本の二人。若手の台頭があったとはいえ、やは り寂しい。

故障した主力選手以上に、ベンチはつらいシーズンだった。「育 てながら勝つ」と言われるが、実際は「勝ちながら育つ」だ。若手 は主力の背中を見て育ち、勝つことで力をつける。ベンチは、勝つ 難しさと大事さを痛感したに違いない。

試合は五回、代打野村が先制2ラン。四球の田村を横山がきっち りバントで送ったプレーが、プロとしての最高の一振りを呼んだ。 金本も自己新となる34号本塁打で続いた。

主力の頼もしい援護に、横山がこたえた。肩の不安も前回の登板 で152球、中五日のこの夜も127球を投げて一掃。プロ初完封 勝利で有終の美を飾ったのは、本人以上にベンチもうれしかったろ う。

試合後、快勝に酔うファンの前で達川監督以下ナインは、一年間 の温かい声援に帽子を振ってこたえた。来季は、主力と若手ががっ ちりスクラムを組んだ戦いをシーズン通じて見たい。(時永彰治

◎セ・リーグ勝敗表(第29節・12日現在)

試 勝 敗 引  勝   
合 数 数 分  率  差
1 中 日 135 81 54  0 .600  ―
2 巨 人 135 75 60  0 .556  6.0
3 横 浜 132 70 62  0 .530  3.5
4 ヤクル 132 64 68  0 .485  6.0
5 広 島 135 57 78  0 .422  8.5
6 阪 神 135 55 80  0 .407  2.0


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