広島―阪神20回戦(阪神13勝7敗、6時20分、広島、一万八千)
阪 神010120300―7
広 島100100002―4
- ▽勝 伊良部23試合13勝6敗
- ▽S 安藤43試合4勝1敗5S
- ▽敗 高橋22試合9勝6敗
- ▽本塁打 アリアス29号1(高橋)30号1(高橋)朝山1号2(金
沢)
●…広島は先発高橋が精彩を欠き、打線も前半に拙攻が相次いだ。
高橋は二回に同点ソロを浴びたアリアスに、四回も勝ち越しソロを打たれた。味方が追い付いた直後の五回も一死一、三塁から、片岡の一ゴロの間に勝ち越し点を奪われた。七回には西川、天野の中継ぎ陣が打ち込まれ、勝負を決められた。
打線は一回にシーツの右犠飛で先制。四回も森笠が同点の適時二塁打を放った。先発の伊良部は本調子ではなかったが、三回の二死満塁を逃すなど五回までに計9残塁と攻め切れなかった。
阪神は6連勝で、優勝へのマジックは9。(下久保)
【写真説明】四回表、阪神無死、アリアスに2打席連続の本塁打を浴びて、うなだれる高橋
▽球炎 左対左継投に異議あり
大歓声と小さなため息に包まれながら、試合はガタガタと音を立てるように壊れた。七回の3失点は、阪神ファンが占拠した広島市民球場での優勝前夜祭か。「すべて西川のおかげやわ」。漏れ聞こえる声にも、ただただ納得するしかない。
しかし、ちょっと待ったである。2点差の大事な局面で、なぜ西川なのか。ベンチにしてみれば、金本、片岡の左打者だからとなるのだろうが、そこに疑問がある。判を押したような「左打者に左投手」という継投策。これは打たれた側に非難が集まりやすいが、起用した側の責任も大きいのではないか。
西川は、ここ3試合の登板で左打者を5人連続で出塁させている。阪神戦に限れば、対左打者で9打数4安打。「左封じ」が全うできていない成績を考えれば、明らかに使う方が悪い。打たれて経験を積む若手とは違う。即結果を求めているベテランの起用は、「さい配」の成否が大きいだろう。
ベンチ入りの中継ぎ左腕は1人だけで、ほかに誰がいる、という声もあるだろうが、右投手の選択もありだろう。その見極めの場がブルペンであり、「左対左」の一辺倒では現状はしのげない。(木村 雅俊)
▽高橋「天敵」に屈す 変化球狙い打たれる
高橋は「天敵」アリアスの前に屈した。2打席連続アーチと適時打で計3点を奪われた。
二回にスライダーを同点ソロされ、四回もシュートを勝ち越しソロ。五回はカーブを適時打された。直球は140キロ台だったが、3打席とも「切れがなかった」という変化球を狙い打たれた。
7月10日の試合でも3打数3安打、2打点と打ち込まれていた。「調子が良くない時に、相性の悪い打者に打たれたのがすべて。チームに申し訳ない」と悔やんでいた。
▽西川も踏ん張れず
2点リードされた七回から登板の西川が踏ん張れなかった。左の金本、片岡に四球、安打を許して、一死も取れずに降板した。この回、3点を奪われて試合を決められただけに、「僕が壊してしまった。左が抑えられないと話にならない。言い訳できません」と、消え入りそうな声で話した。
ベンチの期待を裏切る内容に、北別府コーチは「内角のシュートで勝負しすぎる。外角をうまく使わないから、カウントを悪くして打たれるケースが多いんだ」と、語気を強めていた。
▽8語録
◇中5日で先発させた高橋が6回4失点で降板
「球が甘かったんやろう。蒸し暑くて、投げにくかったんだろうけどなぁ」
◇四回、同点に追いついた後の好機を生かせず
「1点止まりか。一気にたたいとかんとな」
◇中継ぎが崩れ、おかんむり
「七回に中継ぎが粘っとけばな。ここのところ、踏ん張りができていない。まあ、よっしゃ、頑張ろう」
◎セ・リーグ勝敗表(第24節・2日現在)
試 勝 敗 引 勝
合 数 数 分 率 差
1 阪 神 116 77 38 1 .670 M9
2 巨 人 119 62 55 2 .530 16.0
3 ヤクル 114 57 55 2 .5089 2.5
4 中 日 116 59 57 0 .5086 0.0
5 広 島 107 52 54 1 .491 2.0
6 横 浜 116 34 82 0 .293 23.0
   
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