中国新聞カープ情報
しみる秋風 零敗喫す'03/9/9

広島―中日24回戦(広島14勝10敗、6時1分、尾道、九千)


中 日000021000―3 
広 島000000000―0 
▽勝 平井36試合8勝6敗   
▽敗 高橋23試合9勝7敗   
▽本塁打 谷繁12号A(高橋)福留25号@(高橋)

●…広島は打線が3安打と元気なく、今季6度目の零封負け。今季初の5連勝を逃し、勝率は再び5割に戻った。

打線は中日の先発平井を打ちあぐねた。一回二死三塁の先制機を逃すと、二回以降は二塁すら踏めず、力強い投球の前に手も足も出なかった。

先発高橋は五回無死一塁から谷繁に中越え2ラン。四球直後の手痛い一発で先制を許すと、六回にも福留に右越えソロを浴び、6回3失点で7敗目を喫した。

中日は連敗を5で止め、平井はプロ初完投を完封で飾った。 (山本)

【写真説明】五回表、中日無死一塁、谷繁(手前)に先制の2点本塁打を浴びてマウンドで汗をぬぐう高橋

▽球炎 「燃え尽き」打つ手なし

これが俗に言う、巨人戦直後の「燃え尽き症候群」である。

わずか2日前まで、打席や守備でみなぎらせていた集中力が薄らぎ、なぜか見劣りもする。プレーに全精力が注ぎ込まれていた東京ドームでの躍動に比べ、打って走って守ってが、今日は淡々としたものだ。明らかに体力と精神力を総動員した反動であり、スポーツの限界を見た。

数字は、もっと正直に語る。今日の完敗を加えると、今季の巨人戦直後の戦績は2勝8敗になった。ここ5年間でも14勝30敗2分けと大きく負け越しており、とにかく弱い。「巨人に勝つ」と気を張った試合後のエアポケットでもある。

例えば、東京ドームで3連勝の立役者、野村と緒方のベテラン勢。常に全力で手を抜かないプレーをする2人が、先制された直後の五回に連続三振した。拍子抜けするほど、あっさりとした姿には、体力以外の疲れを見た気がしている。

ファンの中には、4連勝で意気上がり、貯金が増やせる「1週間」と読んだ人もいただろう。残念なことだが、願望をそのまま成就してくれるチーム力を持っているなら、今の順位にカープはいないのである。(木村雅俊)

▽高橋また四球後被弾

高橋は2アーチに沈み、10勝目はお預けとなった。

五回に、この日初めての四球を与えた直後、谷繁に2ラン。六回は、福留に右越えに運ばれた。打たれたのは、いずれも高めの直球。「立ち上がりは低めに決まって悪くなかった。先に点を与えないように心掛けていたのに…」と悔やんだ。

前回登板も2本塁打を浴び、敗戦につながっただけに、北別府コーチは「四球の後に、カチーン(本塁打)というのが、最近の傾向だよね。内容が良くない」と、渋い表情だった。

▽8語録

◇打線が3安打と沈黙

「ヒット3本かぁ。(平井は)真っすぐ、カットボール、フォークが良かった。いい当たりもあったんだけどな。連打がないといかん」

◇先制アーチを許した高橋に

「谷繁に、追い込んでからかぁ。甘く入ったな」

◇再び、打線に話が戻り

「何とかしようという気持ちは、みんな持っていたんだろうけどな。広島に帰ってからまたや」

◎セ・リーグ勝敗表(第25節・9日現在)

試 勝 敗 引  勝   
合 数 数 分  率 差
1 阪 神 122 80 41 1 .661 M4
2 ヤクル 120 62 56 2 .525 16.5
3 巨 人 124 63 59 2 .516  1.0
4 広 島 113 56 56 1 .500  2.0
5 中 日 121 60 61 0 .496  0.5
6 横 浜 122 37 85 0 .303  23.5


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