広島―中日25回戦(広島14勝11敗、6時20分、広島、一万)
中 日003020001―6
広 島000002000―2
- ▽勝 山本昌23試合9勝4敗
- ▽敗 長谷川14試合2勝8敗
- ▽本塁打 朝山2号1(山本昌)緒方26号1(山本昌)福留26号1(沢崎)
●…広島は、投打に元気なく連敗。再び勝率5割を切り、5位に転落した。
立ち上がりから単調な先発長谷川は三回につかまった。先頭の山本昌に四球を与えリズムを崩すと、安打と犠打で一死二、三塁とされ、福留以下に3連続適時打を許した。五回も2四球をきっかけに2点を失った。
打線は六回、朝山、緒方のソロで2点を返すのがやっと。七回一死満塁、八回一死二、三塁の好機で、あと1本が出なかった。
中日は勝率5割復帰を果たした。(貞末)
【写真説明】五回途中で降板する長谷川(中)。左は北別府コーチ、右は新井
▽球炎 元気そいだ元凶は先発
10安打を放っても打線が淡泊に映る。チャンスで新井が空振り三振しても、見慣れた光景と流してしまう。その共通項は食らい付こうとする姿勢の乏しさだ。凡退してスゴスゴと退散する姿が目立つのも、敗戦の結果だけではないだろう。元気のなさを生んだ元凶は長谷川の投球にある。
最初にファンに対して失礼だろう。試合開始から傘を差したり、カッパをまとい、雨に打たれながらの観戦。我慢して野球を見た結末が、先頭打者への四球をきっかけに失点、また失点。五回途中で少なからずのあきらめムードを与えれば、立派な背信である。
守っている野手を、しらけさせてもいる。投手の山本昌に四球を与えた後の三回の投球は、単調な投球で安打、安打。ファンが「何しとるんじゃ」と思うことは、選手全員も感じている。たとえ、先制を許しても、とても反撃意欲をそそるような投球ではなかった。
投手陣にも失礼千万だ。佐々岡は「若手の先発は今後のチームのため」と、文句一つ言わず中継ぎに回った。登板した菊地原らの3投手も、長谷川のしりぬぐいをする敗戦処理の形になった。今季は不調とは言え、野球は1人でやっているわけではない。(木村 雅俊)
▽「自分の投球できず」苦悩/長谷川
長谷川の苦悩が深まっている。5回途中5失点で降板。「最初から自分の投球ができなかった。最低でも5回以上投げないと」とがっくりした。
「カウントを悪くしては直球を狙い打たれた」。今季を象徴するシーンを繰り返した。三、五回に計4本の適時打を浴びると、力なくマウンドを降りた。
4日に長男が誕生。父親の責任を背負った初マウンドでも結果を出せず、「何が悪いのかな。どうしたら集中できるのかな」と弱気な言葉が続いた。
▽目覚めの1発、好機では併殺 肩落とす朝山
打線を呼び覚ます1発と反撃ムードを断ち切る併殺打。好対照の2打席を振り返った朝山は、「ホームランを打っても、チャンスで打てなきゃ駄目でしょ」と肩を落とした。
六回、左翼ポール際への2号ソロでチーム初得点。「内角の直球。前の打席に同じ球で三振したので、意識していた」。読みの1振りで山本昌攻略の足がかりを作った。
続く七回は一死満塁。追い上げムードが高まる中、「ストライクなら初球から」と迷わず強振したものの、結果は遊ゴロ併殺。一瞬にして好機をつぶし、「中途半端なスイングになってしまった」としょんぼりだった。
▽8語録
◇先発長谷川の乱れぶりにおかんむり
「先頭打者に四球。一番やっちゃいかんことをやっとる。話にならん。ストライクを取ろうとして、だんだん甘くなっている。もっと思い切って、ビューンと投げないと」
◇最後まで主導権を奪えず
「特にこのチームは、後にいくほどいい投手がおるから…。先に点を取られるとね。(本塁打が)2発出たけど、チャンスで1点返していれば、違った展開になっただろうよ」
◇再び借金1
「よーくわかっとる」
◎セ・リーグ勝敗表(第25節・10日現在)
試 勝 敗 引 勝
合 数 数 分 率 差
1 阪 神 123 80 42 1 .656 M3
2 ヤクル 121 63 56 2 .529 15.5
3 巨 人 125 63 60 2 .512 2.0
4 中 日 122 61 61 0 .500 1.5
5 広 島 114 56 57 1 .496 0.5
6 横 浜 123 38 85 0 .309 23.0
   
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