広島―中日27回戦(広島15勝12敗、6時20分、広島、七千)
中 日033110100―9
広 島000000000―0
- ▽勝 平井39試合11勝6敗
- ▽敗 ブロック23試合8勝8敗
- ▽本塁打 谷繁15号2(酒井)立浪11号1(酒井)12号1(天野)
●…広島は先発ブロックが2回3失点でKO。打線も平井に2安打完封を許し、引き分けを挟んで今季2度目の6連敗を喫した。
ブロックは二回、連打を浴び無死二、三塁。何とか二死一、三塁までこぎつけたが、平井の打席で暴投を犯し、先制点を奪われた。これで意気消沈。連続適時打で、さらに2点を失った。後を受けた菊地原や酒井も精彩を欠き、五回までに8点のリードを許した。
打線も、平井の速球に手を焼いた。安打は木村拓の2本だけ。二塁さえ踏めなかった。零封負けは今季8度目。(下久保)
【写真説明】二回表、中日二死一、三塁、森野に中前適時打を浴び、さえない表情のブロック(中)。左は石原
▽球炎 コーチ陣は危機感持て
ある球団幹部から聞いた言葉がある。それはコーチ陣に対する痛烈な苦言だった。「もっとトライしろ。提案しろ。ものを言え」。この言葉を借りれば、今季屈指の体たらくで招いた6連敗の責任の所在は、山本監督や選手だけではない。
試合をやるのは選手であり、さい配を振るうのが監督である。抑えられない、守れない、打てないの三拍子がそろえば、その責任は各担当コーチにある。むしろ、いま最も危機感を持つべき立場だろう。
バッテリーミスの失点や打たれ続ける投手、覇気も何もない守りをする選手に、今季最悪の淡泊な打撃。ファンを怒らせるプレーは、結果的にコーチ陣の指導力が問われている。冒頭の言葉は「その行動力がまだ足りない」という指摘である。
ある主力選手は「今は野球に専念でき、やりやすい環境」と話している。それは、とてもいいことだ。しかし、一度悪い流れに入ると、抜け出すのも選手の意識次第という裏返しでもある。
今夜の凡戦は、こんな遠因が招いている気がしてならない。鳴かないホトトギスを見守っているような時間は、もう十分過ぎた。強制的でも鳴かせる力を今は求める。(木村雅俊)
■9失点 投手陣散々
中日打線に13安打、9失点とめった打ちされた投手陣。北府コーチは、2回3失点の先発ブロックの名を真っ先に挙げ「計算外だった」と渋い表情を浮かべた。
ブロックは立ち上がりから直球が130キロ台半ば。夏場に140キロ台を出した球威は影を潜め、変化球の制球も甘かった。「肩に疲れがある。次回登板まで時間を空けてもらえば、いい投球をする」と雪辱を誓った。
北別府コーチは、3番手で3失点の酒井にも怒り心頭。「制球力がないのなら、集中して投げないと。リリーフ陣が踏ん張らなければ、攻撃陣も気力を失ってしまう」と険しい面持ちだった。
■山本監督、怒り爆発 今季2度目の反省会
零封負けを喫した試合直後、ナインは無言でロッカールームに直行。今季2度目の緊急ミーティングが開かれた。山本監督は厳しい口調で選手に奮起を求めた。
平井に零封された打線について、内田コーチは「今日は平井どうのこうのじゃない。計算もしないで、ポンポン打ち上げるだけ。もっと粘っていかないと」と憤りを隠さなかった。2安打で一人気を吐いた木村拓も、報道陣の問いかけに「たまたま」とだけ言い残し、姿を消した。
▽8語録
◇緊急ミーティング後に、会見場に姿を現し
「ミーティングの内容? 分かっとるやろ。ファンに申し訳ない」
◇平井に2試合連続の完封を許し
「序盤に、相手にあれだけ打たれると難しいが、1点でも多く取るという気持ちがないと」
◇先発ブロックに2イニングで早々と降板指令
「スピードがない。球に切れがない。腕も振れていない。守っている方にも影響する」
◇6連敗で、目標のAクラスも遠のく一方
「ここに来て、打つ方も点が取れていない。先発が抑えて、打線が粘っていかなければ。若い選手も出ているのだから、元気を出していかんと」
◎セ・リーグ勝敗表(第28節・30日現在)
試 勝 敗 引 勝
合 数 数 分 率 差
1 阪 神 136 84 50 2 .627
2 中 日 133 69 63 1 .523 14.0
3 ヤクル 131 66 62 3 .516 1.0
4 巨 人 137 69 65 3 .515 0.0
5 広 島 129 62 65 2 .488 3.5
6 横 浜 134 44 89 1 .331 21.0
   
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