▽2回1安打無失点
広島は14日、宮崎県日南市で春季キャンプ2度目の紅白戦をした。野手では外国人の調子が上がってきた。ヒューバーが左中間本塁打を含む2安打、フィオレンティーノも中前打を放った。2年目の岩本は2安打。鋭いスイングが目を引いた。
投手は先発ローテーション入りを争う今井、篠田がともに2回無失点と好投。新人川口も2回無失点で、中継ぎ争いに割って入った。
▽紅白戦
紅組001010―2
白組000001―1
(紅)篠田、川口、林―石原、白浜
(白)今井、相沢、上野、長谷川―倉、会沢
▽本塁打 ヒューバー(林)
▽左の中継ぎ候補、高評価
四回2死一、三塁、広瀬を右飛に仕留めた。ルーキー川口は、青いグラブを強くたたいてガッツポーズ。実戦デビューの紅白戦は、2回を1安打無失点の及第点だった。「粘りの投球ができた。点数はつけられないが、よかった」。気持ち良さそうに日南の風を浴びた。
持ち味は気合と投球術。片りんを見せたのは小窪との対戦だ。外角シュートで体勢を崩し、力のない遊ゴロを打たせた。「打った時、小窪君の『あっ』という声が聞こえた。僕らしく、うまくタイミングを外せた」
首脳陣はマウンドさばきを高く評価。大野ヘッドコーチは「普段は礼儀正しいが、マウンドで強気になるのがいい」。野村監督は「気持ちが前面に出るだけに、うまくいってほしい」と激励した。練習後、宿舎へ戻る途中で46人ものファンに丁寧にサインした好青年への期待は大きい。
早大準硬式野球部、王子製紙を経て、念願のプロ入り。広島では珍しい青のグラブは、王子製紙のチームカラーに由来する。「この一年は昨年と同じグラブを使う。準硬式出身の僕を拾ってくれた会社への恩は、絶対に忘れない」。ハートは一級品。目指すは、左の中継ぎとしての開幕1軍入りだ。(五反田康彦)
【写真説明】紅白戦で2回無失点と好投したルーキー川口(撮影・坂田一浩)
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