開幕が迫る中、広島の大竹が立ち止まっている。疲労による右肩の張りで、オープン戦の登板を回避。9日からの関西遠征にも帯同していない。「一進一退です」と状態を語るエース右腕は、春を前にたたずんでいる。
▽疲労蓄積で「一時停止」
巨人戦が中止となった9日、みぞれが降るマツダスタジアムで、外野を誰よりも走り込んだ。キャッチボールでは、白い息を弾ませながらゆったりとした投球動作を重ねた。
春季キャンプで自己最多の270球を投げるなど、精力的な投げ込みに挑戦した。その反動による疲労蓄積が招いた「一時停止」。大野ヘッドコーチは「今は目先じゃなく、長いシーズンを考えなければならない。肩をかばって投げ、変なくせが付くのが一番いけない」と助言し、再始動を急がせることはない。
ブルペンでの投球練習再開も未定だが、リハビリ組の3軍へ行く予定はない。あくまで開幕を目指す戦力として、再調整を課されている。
投げられない分、走り込みや筋力トレーニングに時間を費やす。右肩を気にしながら、「徐々にいい方へ向かっていると思う」と大竹。焦りは禁物。再び突き進むため、意を決して立ち止まっている。(山本修)
【写真説明】練習の合間に右肩を気にする大竹(撮影・藤井康正)
|