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主軸打者に欠かせない要素は、得点機での勝負強さである。それ を示す勲章の打点王を一九九六(平成八)年から二年連続で獲得し た。現在のチームを支える頼もしい男が、カープを初優勝に導いた ゲイル・ホプキンスと水谷実雄を上回った。 その勝負強さを見せつけた間近な例が、広島市民球場で胴上げを 阻止した今年九月十九日の巨人戦だろう。逆転2点適時打に同点3 ラン、そして2点差の九回二死から暴投で1点差とした後、逆転サヨナラ2ラン。 自己最多の1試合7打点の奮闘ぶりだった。 沸き立つスタンドで観戦していた大阪府高槻市赤大路町の高原和 也さんは、豪打に感激。「久しぶりに広島の底力を見た。何度も観 戦したが、初めて球場で泣いた」とのメッセージを寄せた。 九六年の入団時から、大打者だったわけではない。春季キャンプ では打球が前に飛ばず、六日目でフォーム改造を言い渡された。若 手に交じって志願の早出特打。対戦した投手の攻め方や特徴をノー トに細かく書き記した。勲章を手にできたのは、こうした努力の結 果。日本でうまくなった珍しい外国人選手である。 九七年オフに一度、広島を退団したものの、今年六月に復帰。主 力選手が相次いで戦列を離れた今季、金本とともにチームをけん引 し、93試合で88打点を挙げた。打点王の巨人・松井とは20打点差。 広島県安芸郡府中町の中川義之さんは「開幕からフル出場だった ら、今季も打点王は間違いなかった」と残念がった。 来季の残留は決まった。ファンの期待は膨らむばかりだ。「来季 は161打点のシーズン記録を塗り替えてほしい」と、徳島市南昭 和町の今田洋平さん。ロペスが新世紀に新たな足跡を刻んだ時、広 島には九年ぶりの感動が渦巻いているに違いない。 ●今後も力を出しきる ロペス選手の話 選んでもらい、光栄に思い、また誇りに感じま す。ファンもチームも、私にチームの勝利につながる最高のプレー を強く望んでいる。これからも、精神的にも肉体的にも百パーセン トの力が出せるように準備し、実践することを心掛けたい。 |
【一塁手】 23人 (1)ルイス・ロペス 114 (2)ゲイル・ホプキンス 87 (3)水谷 実雄 79 (4)衣笠 祥雄 48 (5)小早川毅彦 34 (6)藤井 弘 6 (6)長内 孝 6 (8)江藤 智 5 (9)ヘンリー・ギャレット 3 (9)リック・ランス 3 (9)野村謙二郎 3 2票 ジム・ライトル、小鶴誠、浅井樹▽1票 大沢清、森永勝也、山本一義、山本浩二、前田智徳、町田康嗣郎、金本知憲、島重宣、新井貴浩)
【投手】 【捕手】 【二塁手】 【三塁手】 【遊撃手】
【外野手1】 【外野手2】 【外野手3】 【監督】