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外野手
金本 知憲
「3・3・3」輝く偉業
― 30歳を過ぎて なお成長 ―

金本
今季最終戦で「3割、30本塁打、30盗塁」を達成し、広 島の顔となった金本(10月11日・神宮球場)

 カープ五十一年の歴史で、生まれた本塁打は計5907本。一本 一本にドラマがあるが、とりわけ最新の一発は多くのファンの心を とらえた。十月十一日、ヤクルトとの今季最終戦(神宮)で金本が 放った30号ソロ。史上七人目の「3割、30本塁打、30盗塁」は、二 十世紀を締めくくるにふさわしい豪快なアーチで達成された。

 「自分はあきらめていたが、ファンがあきらめていなかった」と 言うように、偉業はスタンドとの一体感から生まれた。広島市佐伯 区五日市四丁目の大西総一さんは「絶対達成できると思っていた。 打った時は、本当にうれしかった」と、いまだ覚めやらぬ興奮を語る。

 今季は前田、野村ら他の主力が相次いで故障離脱。「孤軍奮闘」 を称賛する声も多かった。「最近は江藤選手のFA移籍や主力の故 障、三年連続5位と、いいことが少ない。その中で、金本選手の活 躍が唯一の明るい話題」と甲府市富士見一丁目の鈴木俊輔さん。フ ァンの希望を一身に背負い、見事にかなえた点が金本のステータス を大きく押し上げた。

 野村らと違って、最初から将来を嘱望されていたわけではない。 九二年にドラフト4位で入団し、二年間は二軍暮らし。「一軍で安 打1本、本塁打1本打てれば、それでいいと思っていた」という選 手が、球団最高年俸の座についたサクセスストーリーも共感を呼ぶ のだろう。cruiffさんは「ドラフト4位から超一流になるに は、人並み外れた努力をしていると思う」と、グラウンド外での精 進に関心を寄せる。

 三十歳を超えても、なお走攻守に成長し続ける金本。今季のトリ プルスリーで一つの頂点は極めた。だが、「遅咲き」の道程とたぐ いまれな向上心を考れば、本領発揮の舞台はむしろ二十一世紀なの かもしれない。

 ●来年以降も頑張る

 金本知憲選手の話 本当ですか。びっくりした。うれしいです ね。ちょうどいい時に3割、30本塁打、30盗塁を達成したからでし ょう。選んでもらったファンのためにも、そしてベストナインに恥 じないよう来年以降も頑張りたい。

【外野手(1)】 1-10位
(1)山本  浩二 384
(2)前田  智徳 245
(3)金本  知憲 199
(4)ジム・ライトル 124
(5)緒方 孝市 91
(6)水谷  実雄 47
(7)山崎  隆造 31
(8)山本  一義 24
(9)長島  清幸 19
(10)森永  勝也 11


【投手】 【捕手】 【一塁手】 【二塁手】 【三塁手】

【遊撃手】 【外野手1 【外野手2 【監督】

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