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絶体絶命のピンチが、一人の左腕の意地によって歓喜のドラマに 変わった。球史に残るシーン。主役は江夏豊である。 4―3の九回裏、自ら無死満塁のピンチを招く。一打を許せば、 「初の日本一」というカープ三十年来の夢が霧散する。そんな重圧 の中でも、歴戦のつわものは冷静だった。まず佐々木を三振。続く 石渡のスクイズを、カーブの握りのまま外して二死。この回21球目 となるカーブで石渡を空振り三振に仕留めた。 多くの人々を熱狂させた「江夏の21球」。一人の左腕の伝説であ ると同時に、球団史を彩るエポックとして、二十一世紀も語り継が れていくだろう。 1位 3位 4位 5位(1) 5位(2) 7位 8位(1) 8位(2) 10位
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