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遊撃手
高橋 慶彦
塁間で輝いた努力の人
― 盗塁王3度 打撃も魅力 ―

高橋慶
盗塁王に3度も輝くなど、広島の黄金期にリードオフマンと してチームを支えた高橋慶(合成写真)

 機動力がお家芸の広島を語る時、欠かせない顔であろう。V1戦 士の三村や現役の野村らに大差をつけ、トップ得票。走れヨシヒコ ―。ファンの脳裏には、塁間を走り抜ける姿が焼き付いているに違 いない。

 古葉野球の申し子というべき選手だった。一九八五年の73個を最 高に、三度も盗塁王に輝いた。出塁すれば盗塁を試み、果敢に次の 塁を狙った。山本浩や衣笠ら大砲がそろう200発打線の中で、高 橋慶の足も破壊力の一つだった。広島市安佐南区中筋三丁目の長崎 啓一さんは「プレーを見ていて痛快だった。走る姿はセクシーで、 何と言っても華があった」。

 走塁に加えて、打撃でも注目を集めた。当時異色だったスイッチ ヒッターに挑戦。転向して三年目の七九年には33試合連続安打とい う偉大な結果を残し、今もその日本記録は破られていない。大ファ ンだった広島県山県郡戸河内町の佐々木典子さんは「中継のラジオ の前でヒットを打って…と祈っていました」と、高校時代の思い出 を寄せた。

 スピード感あふれるプレー、甘いマスクに、さわやかな笑顔。男 性ばかりでなく、女性ファンも魅了した。その華々しいプレーの裏 には猛烈な練習があった。「見る見るうまくなった練習の鬼。努力 の量はだれにも負けない」と、広島市西区己斐西町の脇田謙太郎さ ん。黙々とバットを振り続けた結果が数多くの勲章に結び付き、チ ームを二年連続日本一に導く原動力となった。

 広島の今季の盗塁数は114個で12球団1位。三年ぶりに盗塁数 が増え、二けたを超えた。高橋慶がグラウンド狭しと走り回った伝 統の機動力は、後輩の赤ヘルナインに脈々と受け継がれている。

 ●人一倍努力した結果

 高橋慶彦氏の話 名選手がたくさんいる遊撃手の中で、1位に選 ばれて光栄です。当時はチームメートにも恵まれ、野球をやってい て楽しかった。その気持ちを素直にグラウンドで出していた。人一 倍努力した結果を認めてもらい、ファンのみなさんに感謝したい。

【遊撃手】 8人
(1)高橋 慶彦 304
(2)野村謙二郎 72
(3)三村 敏之 15
(4)東出 輝裕
(5)白石 勝巳
(5)大下 剛史
(7)古葉 竹識
(7)正田 耕三


【投手】 【捕手】 【一塁手】 【二塁手】 【三塁手】

【外野手1 【外野手2 【外野手3 【監督】

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