|
▽代替バス頼み続く
七月の大雨によるがけ崩れで、庄原市西城町のJR芸備線は、一部区間で今も不通が続いている。市は今月から崩落現場にある農業用水路などの補修工事にようやく着手。その後、JR西日本広島支社が、のり面の復旧に乗り出す計画だ。運行再開は来年四月末の見込みで、それまで乗客の代替バス輸送が続く。
備後落合―備後西城間の約九キロ。七月十九日未明、同区間にある井手山トンネル付近のがけが高さ三十メートル、幅十五メートルにわたって崩れ、農業用水路の管理道などにも被害が出た。同支社は、列車ダイヤに合わせて代替バスを運行。一日当たり約五十人が利用している。
同じ雨で不通になっていた三江線が三次―浜原駅間で部分復旧した十五日も、備後西城駅では代替バスから列車に乗り換える学生たちの姿が見られた。町中心部への買い物でバスを利用した女性(81)は「年寄りにとって公共交通は大切。今のところ不便さはないけれど、早く列車が動いてほしい」と求めていた。
今月初めに国の災害復旧補助金の交付が決まり、市は水路や管理道の補強、補修に本格着手。工期は三月二十日までだが、終わり次第、JR側が崩落現場の復旧を進める。
JRによると、崩れた土砂を運び出し、防護壁を設置。のり面をコンクリートで補強する計画で「積雪の多い地域だから、工期が延びる可能性もあるが、一日も早く運行再開できるよう努力する」としている。(林淳一郎)
|