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携帯・IP電話の119番に迅速対応 広島市、新年度から '08/2/20

 ▽通信事業者が現在地を通知

 広島市は新年度、携帯電話やIP電話からの一一九番に迅速に対応するため、通信事業者が特定した通報者の現在位置を市消防局(中区)に即時通知するシステムを整備する。来年一月の運用開始を目指す。

 市消防局によると、固定電話の場合は現在、通報と同時に通信指令室の情報端末に位置が表示され、通報から出動指令まで平均四十九秒で済む。一方、通報者から所在地を聞き取る携帯電話は八十九秒、消防局の別の端末に位置を表示するIP電話は六十秒を要している。

 新システムでは、最新の携帯電話の場合は内蔵の衛星利用測位システム(GPS)機能を使って所在地を把握。この機能がなければ基地局の場所から大まかな位置を特定する。IP電話の位置情報も同じ端末に集約することで、出動指令までの平均時間が固定電話並みに近づくとみている。

 新年度一般会計当初予算案に約二千四百万円を計上した。市内全域と、消防業務を受託している海田、熊野、坂、安芸太田町と廿日市市吉和地区からの通報にも対応する。同様のシステムは県内では既に呉、東広島市などが導入している。広島市消防局が二〇〇七年に受けた通報約七万四千件のうち、携帯電話が約二万五千件、IP電話が約七千件だった。これらが増加傾向にあるため、新システム導入を決めた。(石川昌義)

【写真説明】携帯電話などの位置情報を集約する広島市消防局の通信指令室




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