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笠岡市民病院で131人 採血器具使い回し '08/6/17

 ▽針だけ交換の旧タイプ

 笠岡市民病院(同市笠岡)は十六日、入院患者への採血器具の不適切な使い回しがあったと発表した。該当の可能性がある患者は百三十一人。針は交換していた。

 二〇〇六年四月から〇七年三月の間、一部病棟で糖尿病の血糖値測定の際、針だけ交換するタイプの器具を複数の患者で使った。可能性がある患者の中にはB型とC型の肝炎ウイルスの保有者もいるため、該当者に連絡し感染していないかどうかを検査する。

 同病院では〇六年四月、厚生労働省の通知を受け、患者の肌に触れる針周辺部も交換する新タイプを導入したが、一部病棟で針だけ交換する旧タイプが〇七年三月まで残っていた。今月初め、看護師から「複数の患者に使った」と報告があり該当患者の特定を進めていた。

 新谷憲治院長は「(旧タイプの)廃棄の決断ができていなかった。甘さがあった」と謝罪した。

 市民病院は針だけ交換するタイプの器具を一九九七年に導入した。不安のある患者の相談にも応じる。同病院医療相談室Tel0865(63)2191。(杉本喜信)

 ▽山口の診療所、子供1579人の検査で

 山口市平井の「あゆかわこどもクリニック」(鮎川浩志院長)は十六日、ゼロ歳から十八歳までの子供計千五百七十九人に対する血液検査の際、採血器具を使い回していたことを明らかにした。針は一人ずつ交換していたが、針周辺部をアルコール消毒して使っていた。今のところ健康被害は確認されていない。

 鮎川院長によると、使い回していたのは開業当初の二〇〇六年五月から今年五月末までの期間。六月上旬から対象の子供の保護者らに郵便で事情を説明しており、肝炎ウイルス検査を順次行う予定。

 ▽東広島市、273人に使い回しを発表

 東広島市は十六日、市介護老人保健施設もみじ園(黒瀬町)など二施設と、健康増進事業など三事業で、少なくとも計二百七十三人に採血器具を使い回していたと発表した。

 現段階で、対象者と使用実績が一致しているのは、もみじ園が三十七人▽市休日診療所(西条町土与丸)が六人▽健康増進事業が二百十七人▽訪問指導事業が十三人。旧豊栄町が一九九八年十月に実施した健康まつりは使用の可能性が高いが「書類が残っておらず、把握が困難」(市福祉部)という。市は十七日、対象者に説明文を郵送するなどし、希望者には健康相談を実施する。




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