冬場に発症の危険が高まる心筋梗塞(こうそく)と脳卒中をテーマにした広島県民フォーラム(県医師会、中国新聞社主催)が30日、広島市中区の中国新聞ホールであった。医療や気象の専門家が予防法を紹介し、約500人が聞き入った。
広島大病院循環器内科の荘川知己助教は、血管が硬くなったり詰まったりして病気を引き起こすメカニズムを解説した。「加齢とともに動脈硬化は進むが、生活習慣の改善で予防もできる」とし、塩分を控えた食事や適度な運動を勧めた。
日本気象協会中国支店の中田隆一調査役は「気温が急に下がったら、血圧が上昇する」「湿度が低いと体の水分が失われる」などと解説。心疾患や脳疾患が起きやすい気象条件に、注意を促した。
基調講演では、気象予報士でもある斎藤恭紀衆院議員(宮城2区)が、天候の変化が人の体と心に及ぼす影響を説明した。ほかに応急処置の紹介もあった。
来場者はメモを取るなど、真剣な表情。南区の宮永賢司さん(76)は「勉強になる。野菜中心の食事やウオーキングを心掛ける」と話していた。(田中美千子)
【写真説明】心筋梗塞などの予防法を紹介する医師や気象予報士たち
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