▽定員緩和や資格に関心
三次市東酒屋町の県立三次看護専門学校で、社会人や大学を経由した入学者が増えている。今春は新入生51人のうち12人が該当。全体の4分の1近い。全国で看護師不足が問題になる中、「看護に興味を持つ人が増えたのはうれしい」と同校は歓迎している。
新入生の多くは高校卒業後に入学する。同校は志望者増を狙い2006年度入学者の試験から、無資格の人が看護師を目指す第1看護学科(3年課程)で社会人対象の入試を始めた。
06、07年度は社会人の合格者数を定員60人の「1割以内」としていた。08年度以降は推薦入試分を含め全体の「5割以内」と緩和。一般試験の受験者も含め、社会人などの入学者が増えていった。
社会人入試の受験者数も右肩上がりで、本年度入学者の試験は前年度の倍以上の46人が受験した。
社会人入試で入学した1年生の上中理加さん(27)=広島市安佐北区=は、旅行会社の元添乗員。月の半分は家を空ける仕事を将来続けられるかと疑問がわき、看護師を目指した。「人の役に立て、情熱を持って長く続けられる仕事として選んだ。三次は環境もよく、勉強に打ち込める」と励んでいる。
波多野文子副校長は「不況で就職に強い資格を取ろうと、志願者が増えたのでは。命にかかわる大変な仕事だが、将来は看護の道に突き進んでほしい」と期待している。(山崎亮)
【写真説明】患者の体位について学ぶ新入生。このクラスでは、26人中6人が社会人を経験している
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