雲月山 楽しめるりょう線散策 |
| '00/5/11 |
新緑にそよ風、そしてワラビ狩り…。西中国山地は山歩きに絶好 の季節を迎えている。中でも家族連れや中高年にお薦めなのが芸北 町最北端、島根県境にある雲月山(911・8メートル)。
広島市内から中国道経由で一時間半ほど。芸北町役場前の国道1 86号を約百メートル進んで北へ右折、舗装された道を十五分も走 れば登山口に着く。駐車場からすぐ山歩きが可能で、遊歩道も整備 されている。
山の読み方は「うづきやま」「うんげつさん」などいろいろ。地
元では「うづつきやま」と呼ばれる。毎年四月中旬の山焼きで知ら
れるが、今年からは「春のうづつき若草祭り」に変わり、この七日
にスタンプラリーや大声大会などがにぎやかに繰り広げられた。
山のりょう線はやわらかいカーブを描き、広島県側は樹木がな く、笹(ささ)原が広がる。尾根伝いに歩けば風も心地よい。天気 がよければ頂上から西中国山地の大パノラマが楽しめる。もちろん 日本海も見える。
登山口から約五キロの縦走路を一巡りするコースもある。時間に して一時間半足らず。途中、ミツバツチグリやショウジョウバカマ など山野草のかれんな花が目を和ませてくれる。妻と歩いた広島市 安佐北区白木町市川の木工業川崎宣男さん(68)は「手ごろでい いルート。気分もさわやか」と汗をぬぐっていた。
芸北町は今後、観光地としての掘り起こしとともに地域活性化を 狙い、雲月山への観光客誘致に力を入れる。ふもとの奥原地区で生 まれ育った町住民福祉課長の山本正憲さん(56)は「冬はスキ ー、春は山菜採りでよく訪れたもの。夏のキャンプや秋の紅葉も素 晴らしいですよ」とPRする。
《メモ》中国道戸河内インターから車で約45分。役場からふも との土橋までバスが平日4往復する(日曜祝日は3往復)。駐車場 にはトイレがある。問い合わせは町産業振興課、電話08263 (5)0111。
【写真説明】(上)笹原が広がる雲月山。なだらかな尾根を歩けば風もさわやか
(下)頂上は広々として、眺望も抜群



