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トヨタ自動車が、ハイブリッド車(HV)の新型「プリウス」のブレーキが利きにくいとの苦情が多発している問題に対処するため、日本と米国でリコール(無料の回収・修理)に踏み切ることが8日、明らかになった。日本では9日に国土交通省に届け、米国でも同日に届け出る方向だ。
また、新型プリウスと類似のブレーキシステムを採用する「SAI(サイ)」と、「レクサス」の「HS250h」についても、同時にリコールを発表する見通し。
トヨタはアクセルペダル関連の大規模リコールを発表するなど、品質問題が相次いでいる。技術力の象徴で、販売の主力でもあるプリウスもリコールに追い込まれたことで、経営に大きな打撃となるのは必至だ。
対象は昨年5月以降に販売した新型プリウスで、日本で約17万台、米国は約10万台。日米を含め世界では約60の国と地域で計30万台超を販売している。日米以外でも順次、リコールなどを実施する。
リコールが国交省に受理されれば、ブレーキの電子制御システムのソフトを、販売店の店頭などで手直しする。既に一部店舗には改修用ソフトが届いた。作業には数十分から2時間程度かかる。
また、SAIとHSは8日から出荷を停止。トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)での生産は続けている。
プリウスのブレーキ問題で、トヨタは当初、欠陥ではなくドライバーの「感覚の問題」との見方を示して自主改修を検討したが、5日の豊田章男社長の会見でも具体策を提示できず、ユーザーの苦情などが噴出。より強制力が強いリコールが必要だと判断した。
新型プリウスはエコカー減税の追い風効果もあって順調に売り上げを伸ばし、旧型と合わせて昨年の国内新車販売台数で首位となった。トヨタの堤工場(愛知県豊田市)と、子会社のトヨタ車体の富士松工場(同県刈谷市)で生産している。
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