介護現場の実情や取り巻く課題を知ってもらおうと、柳井地域で介護サービスを提供する事業者たちが1月23日、柳井市のアクティブやないで創作劇を発表する。日常の体験を踏まえた迫真の演技は、介護保険制度が抱える問題や支援の仕組みなどを分かりやすく伝えている。
脚本から手作りした劇「いつでも笑みを」は、認知症の妻、支える夫とケアマネジャーを中心に展開。末期がんの宣告を受けた夫の日記をたどりながら、介護を受ける本人、家族の思い、それらと保険制度の間で苦悩するケアマネジャーの姿を浮き彫りにする。妻をのこして逝くことになる夫のある「重大な決断」は、周囲の支えで回避される。
柳井市や田布施、平生両町など介護施設の職員やケアマネジャーたち約40人が参加。10月から毎週1回、練習を重ねてきた。妻を演じる伊陸デイサービスセンター長の鈴木千代子さん(50)=同市伊陸=は「認知症のお年寄りの介護や老老介護は、誰にでもあり得る身近な話。課題解決のヒントになれば」と話している。
創作劇は、柳井市介護サービス提供事業者連絡協議会(河村正士会長)などが午後1時から開く「介護の集い」の第1部。2部では介護保険や成年後見制度を説明し、意見交換するシンポジウムがある。介護相談コーナーも設ける。無料。市保健センター=電話0820(23)1190。
【写真説明】認知症を題材にした手作り劇発表に向けて練習に励む鈴木さん(手前左)たち介護施設の関係者
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