パレスチナ自治政府のアッバス議長(74)が7日来日し、広島市中区の平和記念公園を訪れた。秋葉忠利市長の案内で原爆慰霊碑に花を手向け、原爆資料館を見学。「私も国民も広島・長崎の惨禍に心を痛めている。核兵器のない世界の実現が大変重要だ」と語った。
資料館では約40分かけ、国重俊彦副館長(48)の説明を受けながら放射線の人体影響を示すパネル、被爆直後の市街地パノラマ模型などを見て回った。「1発の核兵器でこれだけの被害が起きたのに、世界にはまだ1万発以上ある」と副館長が強調すると、議長は大きくうなずいたという。
これに先立ち広島県の湯崎英彦知事が、三原市の広島空港に専用機で到着したアッバス議長を出迎え、近くのホテルで懇談。議長は「全世界のリーダーは広島を訪ね、惨禍を学んでほしい。世界平和に向けた国際会議も広島で開催されるべきだ」と述べた。
アッバス議長の来日は2005年5月以来3回目。広島訪問は初めてで議長が希望したという。8日に鳩山由紀夫首相、9日に岡田克也外相との会談がある。
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【写真説明】秋葉市長(手前左)の説明を受けながら平和記念公園を見て回るアッバス議長(手前右)
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